イベント -クイズ2-
「か、勝った…」
ボロボロに疲れたミユがそう言った。ミストも心なしかボーとしている。僅差でクリア・バーテックスを下し、ミユ達は勝利していた。…ちなみに星屑の雨は圧倒的差で負けたらしい。
「…まあ、良く頑張ったな」
とんでもない泥仕合を見せつけられたがとりあえず無事終わってよかった。俺は二人をねぎらう。すると実況の声が聞こえた。
『では別の会場移りたいと思います。この会場には無所属水精選手、同じく無所属闇妃選手、ビーストロアのねこねこ、ガウガオー選手が参加いたします』
「ねこねこ…!!」
その言葉にユーリの視線が会場にくぎ付けになる。ねこねこは狼の青年の隣に立っていた。どうやらあの狼の青年がガウガオーのようだ。
「ふん。紹介など不要だ」
「…ふん。紹介など不要だ」
闇妃が水精の口調をまねて言う。
「…なんのつもりだ?闇妃?」
「…ふん。紹介など不要だ」
「…闇妃?」
「…ぷ、ぷぷぷ」
「…」
それを見ていたねこねこが言葉を発する。
「あーなんや…なんにゃ、随分と仲良しなことでにゃ」
「ハハハ、そうだな。笑い溢れるところに正義あり!!これがジャスティスというやつだな」
「せや…そうやにゃ」
それを見ていたミストが思わず呟く。
「相変わらずですね…ミライさん…」
「…すまぬ…」
その言葉を聞き俺はどこかの忍者と同じような言葉を放った。
『では第一問から行きましょう!!チャラン』
お決まりのセルフBGMの後、言葉が続く。
『第一問、クエスト機能の一つとして…』
その瞬間、ミライがボタンを叩く。
「…煌めきの平原」
『せ、正解です。闇妃選手。驚くべきことに問題を言い終わる前に解いてしまった~!!ちなみに問題の続きはクエスト機能の一つとして有名なダブルクエスト。もっとも有名な失敗例が起った場所はどこだでした~!!』
わー、と歓声が沸く。闇妃は水精の方へ顔を向けた。
「…(ドヤァ…)」
「…さっきからお前は俺をバカにしているのか?」
「…いえいえ滅相もございません。あの高名な攻略サイトすら作成なさる水精…いえ、アクア様をバカにするなど…まさか、まぐれとはいえ勝ってしまうなど恐れ多い…」
「…お前の考えはわかった。良いだろう本気を出してやる。この世界で俺を馬鹿にしたことを後悔させてやろう…」
ミライの言葉にアクアの纏う雰囲気が変わる。アクアはどっしりと早押しの姿勢を取った。
「ははは!これがライバルと言うやつだな。うむ実に美しい。俺もヒーローとして熱いライバルを見つけないとな」
「これ以上暑苦しくならないでくれん?…にゃ」
『…では第二問、発動することで魔法カードのいりょ…』
素早い勢いでアクアが回答ボタンを叩く。
「ライドシャイニング」
『せ、正解でーす。今回も速い…ではどんどん行きましょう!』
『第四問、バハムートに炎…』
「…フレアバハムート!(ドヤァ)」
『第五問、武器を装備すること…』
「ふん、装着融合」
「第六…」
その後も交互にお互いがすさまじい勢いで回答していく。
「にゃあ、ウチらこれいらないんじゃ…」
「早押し対決か俺も参加を…」
「いいから!!」
こうしてクイズデュエルは終わっていった…




