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隻眼の竜  作者: 白木
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最終章

 しかし、誰も矢内を責める者は居なかった。その精一杯に注がれた愛情の中で、数年の命と言われた余生を5年と数ヶ月生きて来た。何よりも深く矢内達の愛情を感じていたからこそ、こんな体で戻れたのだろう。致命傷に繋がる大きな傷を受けながらも・・

 誰でも・・たら・・したら・・してたら・・仮定の話は無限大に出来る。

 しかし生きると言う事は、死に直面する試練なのである。この5年と数ヶ月の命が隻竜号にとって短かったのかどうか・・・

 磯川も、矢内もその別離を悲しみはしたが、2人は言う、胸を張り

 隻竜号は、自分達にとってどんな銘鳩とも並び称せぬ素晴らしい鳩翔鳩であったと。

 競翔の一面だけを見るなかれ。その栄光だけを称えるなかれ。鳩翔の本質とはそのプロセスにあるのだから・・・


*次作閃きの中で・・に、白い雲、隻根の竜に続く、第3部として、夜風系のルーツ、そそて、すみれ号源流の系譜など綴って参ります。どうかお読み下さい。香月も認める天才沢木の登場で、矢内鳩舎のその後も出て参ります。


                 完

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