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隻眼の竜  作者: 白木
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最終章

「ええ・・1年前から金石さんが、私にショップを売却したいと持ちかけて来ました。条件的にも悪く無いし、実は現在の私のショップを閉めて、こちらへ移って来ようかと思っています」

「へえ・・でも、日下部さん、保育所はどうするんですか?」


 香月が聞く。


「最初はね、軽い気持ちで始めた無認可の保育所だったし、香織さんにも手伝って貰ったり、それがどうにも今のままでは手狭になって来てて、私設の保育所としてでは無く、ちゃんと市の保育所として認可を来年から貰う事になってて、突貫工事だけど、改造してるんだ、ショップを今・・」

「何と・・」


 川上氏が眼をくりくりさせている。


「じゃあ、ペットショップは休業状態ですか?」

「あ・・それがね、既に金石さんの所へ大部分移動してる。でもこれまで通りって訳にはいかないから、競翔鳩専門のショップにするんだ」

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