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隻眼の竜  作者: 白木
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明日はやって来る

 綺麗好きの幸子が、慌てる事も無く、室内はきちんと何時も整頓されているのに、それはやはり女心と言うものだ。祝勝会の前夜祭のような雰囲気で、それから磯川からも電話が入った。小谷、磯川、香月、佐川が集う事に話が進んで行った。

 人をもてなすと言う気持ち・・我が家に迎え入れると言う気持ち。茶道の一期一会の精神に通じる。人をもてなすと言うのは、自分が相手に対する思いの強さである。惨禍のGCレースの後だからこそ、この隻竜号の好記録は周囲に明るさ、喜び、勇気を与えた。それは、単なる総合優勝と言う栄冠に対する事だけではなく、喜びを共有する仲間が集うと言う事に集約されている。

 矢内健ニ・・平凡な人物かも知れない。然し、自分の人生全てに真摯であり、動物に対する愛情の深さ、確かさがある。人は、より自分を高く見せようと虚勢を張る。故に、自分より格下と見なす人に対して傲慢になる。有名な言葉があるでは無いか「天は人の上に人を造らず」と。矢内はだからこそ周囲に愛され、2人の天才競翔家に愛されている人物なのだ。

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