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隻眼の竜  作者: 白木
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明日はやって来る

 川上氏が、


「おう!ボルドーIN総合3位、オルレアンNレース総合優勝の鳩だよ!」


 全員がたまげている。香月は、平然として涼やかな表情を浮かべたままだった。

 香月が、夜も更けたのでこの辺でお暇したいと言いながら、3羽目の鳩について説明を始める。


「それでは、3羽目の鳩ですが・・確かに皆さんが言われるようにスピードバードですね。種鳩とさせるのも悪くは無いでしょう。私がお勧めするのはCの鳩です。私が、推察するのに、この鳩なら、関東より西・・関西地区、中四国地方で活躍出来ると思います」

「え・・」


 金石が非常に驚いた。その表情の変化を、矢内は見た。香月は言葉を繋ぎながら金石と言う個人、そしてその目的までをも看破しようとしている。その鬼神の眼と言われる洞察力、そして分析力を持って対峙されては、流石の金石でさえも、一つ一つ着飾った身包みを剥がさせるような思いに感じただろう。何人たりとも、この人物の前では偽り等は通用しないだろう・・金石は初めて自分を遙かに上回る香月と言う天才の前で、体に震えが走っていた。

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