表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隻眼の竜  作者: 白木
89/938

治療

 このように、周囲に一流の競翔家が居る事で、安心して矢内は競翔に参加する事が出来ていた。大連合会なのに実に細やかな会員同士のコミュニケーションもとれていて、非常に和やかな雰囲気であった。それは、頂点とする川上氏の深い人望ある人徳や、連合会を構成する人材の豊富さ、多彩な顔ぶれであろう。矢内が学ぶ事は少なく無かった。

 そして社内でも、矢内の存在は急速に大きくなっていた。


「ねえ、ねえ、矢内って、部課長会議で組織の編成を提案したらしいわよ」


 町田がどこから仕入れた情報か、女子社員に話している。


「・・一体どうなってんの?矢内ってば、頑張り過ぎじゃない?」

「数ヶ月前までは、本当に駄目社員って感じだったのに、マジで凄く変ったよね」


 本気で、女子社員の中には、矢内にアタックする者も出始めたようだ。


「ねえ、町田さん。矢内さんとはもう付き合って無いんでしょ?」


 新山美恵と言う、町田より一期下の女子社員が訊ねた。


「ええ」

「私、アタックする矢内さんに」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ