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隻眼の竜  作者: 白木
841/938

迷路に・・

 矢内がそう言うと、真顔で佐川が、


「いえ、磯川さんは600キロレースで、70キロメートルも黒竜号が引き離されるなんて考えられないと言われました。総合優勝した隻竜号との70キロの差です」

「・・そんな風に計算して事が無かったけど・・改めて・・70キロとは・・へえ・・」

「磯川さんは、地図を示して黒竜号の帰舎コース、通過地点の状況、次から次へと示されました。私はその分析に、寒気がする思いでした。全く隙間の無い理論でした」


 そう言う佐川に、矢内の顔からも笑顔が消えていた。若先生はそう言う競翔分析をする方だ・・矢内は知っているからであった。


「私は、やはり香月博士、磯川さんは特別な方なんだと思いました。異次元の世界を見ているようで、その一つ一つのご指摘が、私の胸に響いて来たのです」

「若先生は・・天才と言われる競翔家です。佐川さん、それは私も充分知ってます」

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