表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隻眼の竜  作者: 白木
838/938

迷路に・・

「ふうむ・・」

「佐川さんは、途端に一切口を閉ざされましたので、俺もそれ以上の事は全く聞けませんでした。でも、毎年非常に難レースと言われる1000キロGCレースに、そんなハンディを背負わせる必要が黒竜号にあるのでしょうか・・俺が感じた事なんです」

「・・・・」


 矢内にもその考えは分からなかった。

 佐野の思いは、矢内にも伝わった。それは、鳩を愛する立場の者だけが感じる共通の思いである。


「私、今から佐川さんの家に行って見ようと思う」


 佐野は少しほっとした表情を浮かべた。

 自分の事のように他人の鳩を思える人物。それは、鳩だけでは無く他人をも思いやれる人物なのだ。そう言う矢内に、


「矢内さん、隻竜号、見違えましたね。昨年とは別の鳩のようです。勿論昨年も注目を浴びる鳩でしたが、何か品格・・オーラを感じます」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ