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隻眼の竜  作者: 白木
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治療

「出るって・・何が?」


 矢内は真剣に訊ねている。小谷が笑って、


「はは・・そっちの話じゃ無いって。とんでも無く早い鳩が時々出て来るんだよ。あの香月系一群には。今日の鳩もそうさ」

「へえ・・・・」


 この鳩こそが、初レースである、後の香月系4系譜の一角になる、香月暁こうずきあかつき号だった。嘗てのピン太号、スプリント号、紫竜号を彷彿とさせるような華々しいデビューだった。そう言う俊英達が香月系4派の血筋となって、これから血統を繋いで行くのである・・。

 1時間費やして、かなり集会所の人数も減った所で、小谷と矢内が戻った。

 集計がほぼ完了したようだ・・。

 水谷会長が、審査委員長も兼務しているので発表する。


「えー・・まず、文部の方ですが、1位泉谷、2位工藤、3位峰、4位泉谷、5位渡辺、6位新藤、7位渡辺、8位加藤、10位前田・・以下一覧表をご覧下さい。」

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