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隻眼の竜  作者: 白木
812/938

迷路に・・

「ああ・・」


 佐川が頭を抱えた。


「良く無事で戻れたですね。黒竜号のその俊敏な能力が無ければ、急激な方向転換をしても、敵は何倍もの速度で襲って来ます。佐川さん・・貴方の師は、貴方にどう伝授されたのか分かりませんが、鳩は弱い鳥です。攻撃する猛禽類に対しては、身を守る術がありません。それを救う手立ては、使翔者である貴方しか居ないのですよ。この類稀なる競翔鳩を失ってはなりません。貴方の師から託された鳩ならそれは尚更の事でしょう?」


 佐川の眼から涙が落ちていた。磯川の言葉が、ずしんと胸に響いた。磯川のこれ程までの忠告に心を打たれたのだった。


「貴方の黒竜号、そして矢内さんの隻竜号・・今の競翔界に無くてはならない存在です。どうすべきかは、佐川さん・・貴方がお考え下さい」

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