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隻眼の竜  作者: 白木
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治療

「全てはね、管理から始まるんだって事さ。子取り、餌やり、健康維持管理、訓練に到るその全てさ。そこから始まるんだよ、競翔って」


 強豪小谷の言葉は重い。矢内にとって兄貴分のような彼は頼りになる存在だった。

 佐野が一通り、準備の確認をすると、


「皆さん、放鳩車も次の持ち寄り場所に回ったし、Dブロックの閉函準備迄後30分です。用意は良いですか?」


 ざわざわとなりながら、小谷の横で、鳩時計の準備。佐野が初参加の矢内に目を配る。ベテラン小谷が側に居るようで、安心したように、学生の所にも回って行く。佐野のV・ロビンソン系も円熟期を迎え、数々の優入賞を毎シーズン飾っているが、四天王と呼ばれる一角の磯川が、鳩競翔を中断した今、連合会内での重責もあり、支部長としての役割もあり、その責任も重い。

 以前より更に細かいデータ作り、会員全員の各競翔の放鳩地からの距離の一覧表。分速計算等も簡略化出来る計算式も作ってある。綿密な連絡表等・・。

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