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隻眼の竜  作者: 白木
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次代を担うべき若手

 幸子が声を出した時には、十数羽の鳩が矢内鳩舎の上空に見えて、その中から2羽が舞い降りる。

 すぐ鳩舎内に入った2羽を、矢内が素早く打刻。それからぼつぼつのペースで3羽、1羽、2羽と戻って来る。結局23羽の参加中、当日戻って来たのは18羽だった。これが良いのか悪いのか・・矢内は悪い方に予感した。それは短距離レースなのに、何故こうもばらつきがあり、且つ決してスピード系とは言わぬまでも、ヤンセン系×アンダーソン系の鳩群は10位内入賞こそ逸していても、常に上位には食い込む安定した血統だからである。

 5時半になって、佐野から電話が入ったが、未だ状況が掴めてないらしく、その時点での矢内の帰舎は13羽だったのでその通り答えた。帰舎タイムにしてもその時点での佐野の情報では2時頃と言うのが殆どで、彼の鳩舎の帰舎タイムもその程度と言うから、やはり相当に悪い分速の合同杯レースになった模様だった。

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