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隻眼の竜  作者: 白木
76/938

治療

 高橋顧問が赤い顔をして、大声で言う。


「しかし、どんな思いで、苦労しながら川上君が今やろうとしているか、皆だって知っているだろう!誰だよ!そんな事を言う協会理事は!」

「まあまあ・・」


 終始穏やかで、篤実な人柄で知られる郡上氏がなだめた。そして、


「所詮、協会内部ってのは日下前協会名誉会長の引退後、色々な権力闘争があり、まとまりが無いんだろうね。でも、日本一の競翔連合会と言うのが、今の東神原連合会の姿だから、川上氏さんが提唱すればするほど、力で押し切ろうとしている、と言うような逆説の反発が飛び出すのだろう。私も川上さんの考えや、やろうとしている事には賛同するよ。しかしね、鳩競翔って言うのは、各個人の独自の試みや、様々な血統の中で競うものだし、そう言うものを画一化したら駄目だと言う部分がある。だからこそ、面白いのであって、ヨーイドンの競翔をやれば、たちどころに優劣の結果が出るのかも知れないが、個々の血統に対して、全て同じ管理が通用するとは思えないし、反対意見では勿論無いが、それも1つの考えだと思うんだよ」

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