表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隻眼の竜  作者: 白木
72/938

治療

 芳川の言葉に矢内が、


「あの・・東神原連合会の皆さんは活気があって、研究熱心な方が多いですし、それぞれの鳩舎の特徴もあります。川上さんを始め、素晴らしい方が大勢居られますが、今言われた、先進的とはどのような?」

「ええ。今川上さんが、ブロイラー跡地に広大な鳩舎を造って居られてるのはご存知の通りですが」

「ええ。相当大規模な・・」

「あの鳩舎の一角は、実は連合会の皆さんが合同訓練や、競翔の持ち寄り日に来られない時に、鳩を預かる鳩舎なんです」

「へえっ!」


 矢内は声をあげた。


「競翔界も今や、段々と事情が厳しくなって来てまして、特に、香月君も頭を悩ませているんですが、それはどこも例外では無く、右肩上がりの高度成長時代に突入して、東神原地区もどんどん古い建物が壊され、新しいビルやマンションが建造されています。住宅の伸びなんか凄いですよ。そうなると、色々古くからの住民とのトラブルや、軋轢が生じて、実際古くから競翔をやっておられた方で、鳩の飼育を辞めた方も多いです。川上さんは、その受け皿として、合同鳩舎、共同鳩舎等の提案をされているんです」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ