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隻眼の竜  作者: 白木
71/938

治療

 芳川鳩舎に着くと、隣に香月鳩舎が見える。香月鳩舎の3つは種鳩鳩舎で、芳川鳩舎に5坪もある大きな選手鳩鳩舎が建っている。


「やあ、矢内さん、いらっしゃい」


 芳川は、非常にひょうきんで明るい人物だ。年は北村と同じだと聞いている。


「相変わらず凄いですね。この鳩舎には圧倒されますよ」


 一見様々な血統の鳩が混在しているように見えるが、全てスプリント号の血を受けた一群である。選手鳩の数も今や、200余羽を数えている。しかし、実際競翔に参加させているのは50羽程度だと言う事だ。その厳選の徹底した少数精鋭主義は、実に論理的である。香月が考案したと言う得点式選別方法とは、到底凡庸な競翔家には真似の出来ないものではあるが、具体的だ。


「はは・・矢内さん、サラリーマンをやりながら競翔をやるのは大変でしょ?俺も役場に勤めてて、年齢も若いから、土曜日だって出掛ける事が多いです。でも、本当にそう言う意味では東神原連合会は先進的な所ですよ。入会されて良かったと思います」

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