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隻眼の竜  作者: 白木
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治療

 こうして、仕事の方も多忙を極めて来たが、どうにか週休2日は守られる事で、役職的には、かえって都合を付けやすくなった。日給が月給に替わった事もあるが、部下に指示を出す立場になった訳だ。その分責任の重さは今までの比では無いが・・。

 こうして、競翔家としての土台も出来つつある矢内鳩舎では、続々と仔鳩達も巣立ちを迎え、隻眼の鳩だけは、まだぎこち無い舎外であったが、徐々に環境に適応しつつあるようだ。姿勢そのものも随分安定感が出て来た。改めて、香月の言う体のバランスは、これで保たれたのだ。しかし、だからこれから先どうしようと言うのか、矢内には思いつかなかった。

 数週間経ったある日、小谷が訪ねて来た。談笑しながら、これから訓練に行くので、一緒に行かないかと誘われた。矢内も仔鳩2羽をバスケットに入れた。

 小谷は3つの地点を示し、


「俺の所はね、健ちゃん。何時も訓練する時には3つの放鳩地を選んで、それをローテーションしてるんだ。今日は5キロ、次は10キロ、その次は20キロ。それぞれ3×で、9回行うんだよ。それが合同訓練までの目安さ」

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