表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隻眼の竜  作者: 白木
521/938

沸き起こる激情

 何を言わんとするのか、矢内には分からない。


「お2人は、50年後、100年後も見据えた競翔界を考えています。矢内さん、少なくても私は「命」と言う現場に直面する医師です。生と死・それを軽々しく論ずる事は出来ません」

「若先生・・」


 困惑しきった表情で矢内が言うと、


「嘗て香月君は、その精神の疲労が極致に達する程苦しみ、悩んだ末に紫竜号を死地に送り込みました。彼の意識の中では、紫竜号だからこそ達成出来るだろうと言う目的も、先ほど言いましたように万物自然の法則の中では、所詮人間の浅知恵にしか過ぎない事です。師を激怒させたその訓練の名においても、紫竜号は香月君に大不信を抱きました。師は決して容認等しないでしょう。それが結果として、どれだけ隻竜号を助ける方策であったとしても。」

「・・若先生・・」


 磯川流使翔法の真髄として、どんな方策があると言うのか、それ程口に出すのも躊躇する訳が・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ