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隻眼の竜  作者: 白木
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矢内健二と言う男

「香月君、矢内さんはもう連合会中の鳩舎を回っておられて、凄い新人さんだよ。尤も、年の方は新人さんでは無いけどね。ははは」


 小谷が笑うと、矢内も苦笑い。周囲も笑った。

 同じ競翔仲間、集まればどんどん会話が弾む。川上氏を中心中心として、様々な話題が噴出していた。


「とにかく、糞公害だろ?ニューカッスル病だろ?鳩の羽毛が喘息に悪いなんて苦情も来るし、全てを円満に解決するなんて事はもはや無理。昔から近所付き合いをして来て、これまでやって来れた訳だが、どんどん住宅が建ち並び、その上に鳩が糞を落とした、洗濯物が汚れただの苦情がしょっちゅう舞い込むんだから。俺達の競翔鳩は、違うと言っても、土鳩と同じなんだよね。その人たちにとっては」


 高橋相談役が、大仰な仕草で話をしている。


「大変な時代になって来てますよね。だから余計に競翔家の皆は、自鳩舎の周囲の環境や、お付き合いの面もこれまで以上に重視して、色々考えて行かなきゃならない時代なんだよ」


 川上氏が答える。

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