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矢内健二と言う男
「矢内さんにお任せするわ」
少し投げやりな町田の言葉。しばらく考えていた矢内。
「じゃ・・少し寄りたい所あるんで、良いかな?先に」
「ええ・・」
こうして車は出発した。
こうして車は出発。町田は社内での矢内の昇進の事、他の課長連中の話等を盛んにするが、全く彼とは話が噛み合わない。その内、
「あ・・着いたんで、少し待っててくれるかい?」
町田が怪訝そうな顔をして、駐車した所を見る。
「え・・?ここは?」
「あ、俺、鳩飼ってるんだ。それでちょっとね」
少し町田も興味があるのか、車から降りる。ペットショップとしては、かなりの規模で、保育所等も併設されているのには少し町田も驚いた。




