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隻眼の竜  作者: 白木
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矢内健二と言う男

 磯川の事を語る者は、皆、どんな時にも沈着冷静。ある意味、冷徹な面と捉えて見る者が多い。磯川はこの時28歳。いかに、個人病院と言えども、副院長に抜擢されたその双肩の重みは、大変なものである。古参の医師に妬まれている大変な時期でもあった。

 しかし、病院である以上、喜怒哀楽を医師たる者は見せるべきでは無い。それだけ自分を律する強い精神力と、才能を持った人物だった。垣間見える磯川の持つ暖かい人柄を矢内は知っている。それこそが、矢内が尊敬する磯川則哉と言う競翔家の姿であり、若先生なのだ。

 こうして、矢内が東神原連合会の一員としてデビューする土台が出来上がったのだった。

 そして、彼の会社での状況も刻々と変化していた。

 この日、矢内は野田課長に誘われて、小料理屋で話をしていた。

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