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隻眼の竜  作者: 白木
202/938

治療

 この事があってか、色んな人達の働きかけがあってか、この問題は大きくはならなかった。少し先日の事以来精彩を欠いていた佐野だったが、再びいつもの彼に戻っていた。

 400キロ後、500キロ郵政大臣杯、ダービーと不参加した事で、矢内は16羽を600キロレースに参加する事となった。

 今回の事情を全く知らない若い連中が、矢内の側に集まった。矢内はその人柄で敵を作らない。


「矢内さん、姿を見ないから心配してました。何か狙いがあったんですか?」

「あはは・・何も無い、何も無い。丁度用事もあったんでね」

「でも、今春のダービー等が少し荒れたせいで、むしろこの600キロレースは狙い目ですよね」


 小谷が少し遅れてやって来た。川上氏は今日も姿を見せていなかった。


「お・・健ちゃん、狙ってるね、16羽かい?」

「そんな、とんでも無いですよ。兄貴は?」

「23羽だ」

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