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第5日目:レイス

バンッ!!


その音に引き寄せられた不良たちはそっちに睨む。その音の方にはロングヘアーの美しい女性だった。

睨んだがその美女を見たとたん睨むのをやめてニヤニヤしだす。


「よう、お姉さん。こんなところに何か用?」


不良の一人が近寄ってきた。そのとき。


・・・?


腹部から赤黒いものが出ていた。それを平気な顔をして握っているロングヘアーの女。

今度ニヤついたのはその女だ。

握ったまま、手を勢いよく引いた。その瞬間内臓のほとんどがずり落ちる。

そして、内臓を離すとその内蔵を踏み潰し、つぶやいた。


「またか。・・・」


その数瞬後、レイス班が突入。


「全員動くなぁ!!」


レイス班全員が銃を構えている。


「・・・」


片手を真っ赤に染めた女性はレイス達に背中を向けている。


「・・・見つけたぞ。神」


・・・そしてやっとこっちに向く。


「お前たちに用はない。出て行け。」


レイスと目が合った。その瞬間レイスの身体が一瞬にして硬直してしまった。

そして。また不良たちに向き直った。


「さあ。お前たち。続きをしよう。」


不良たちは皆ガタガタに震えている。

『神』は一歩不良に近づいた途端、


ターーンッ!!


『神』の足元に一発の銃弾が。

ロイだ。


「レイス!何してる!」


だが一向にレイスは動かない。目の焦点が合わず、さらに冷や汗は止まらない。


「レイス隊長!」


「レイス!あんたが動かなかったら邪魔なだけだ!」


「う・・・うぅ・・・んの・・・やろおーーー!!」


その気合とともにレイスは自分の左手を自分の銃で撃った。

それのせいか、普段温厚なレイスがキレタ。


「こらぁ!!そこのおまえぇ!!大人しく俺たちと来い!!」


「・・・」


そこにいた隊員達はポカン・・・としていた。


「・・・はぁ・・・」


彼女がため息をつく。


「まったく・・・おいそこの product 共。このお人よしたちに感謝しろ。」


そして、彼女はこっちをみて…笑った

その瞬間レイスの呼吸が止まった


「・・・」


隊員全員の時が止まった。


「・・・っ・・・はっ・・・」


「レイス・・・」


レイスの背中から彼女の手が出ている。


「レイスー!!」


彼女は手をゆっくり抜いていく。呼吸が小刻みのレイス。

レイスの顔が激痛にゆがむ。


「うっ」


手を抜き終わった途端レイスが倒れる。

ロイが駆け寄る。

彼女はもういない。


特殊部隊用の病室に運ばれて治療を受けたレイス。

生と死の狭間にいるレイス。

そして…




ピーーーーー

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