第8章 未来の 日VS米 イージス艦決闘! 後編
米海軍アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦DDG-105デューイCIC
「護衛艦はぐろから5インチ砲が発射された。距離500m、着弾まで10秒!」
「後進いっぱい!急げ!」
「イエッサー!」
「元々輸送船団を撃沈する予定が狂ったな。となると、トマホークか。」
「主砲着弾!」
その声と共に着弾する衝撃が艦全体を揺らす。
「被害報告!」
「艦前方に着弾!甲板浸水多数!」
「sit!くそが!」
海上自衛隊第4護衛隊群所属 イージス護衛艦はぐろCIC
「発射弾、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦デューイの前方に着弾。浸水による損害多数。」
「群司令どうします?」
「この気に乗じて米イージス艦に突撃する。立入検査隊60名で米イージス艦を占拠し曳航せよ。そして砲弾、ミサイル、燃料、武器類を全て奪う。艦載武器は
改造して旧日本海軍の船に積み込め!」
「了解!」
「松月さん、本当にやるんですね。」
「大丈夫だ。訓練どうりやればいい。」
米海軍アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦DDG-105デューイCIC
「艦長!ダメージコントロール完了しました。そして武器システム回復、いつでも撃てます。」
「分かった。VLS 3番から15番トマホーク発射よーい。」
「発射よーいよし!」
「撃て〜!」
「ファイア!」
そうするとまたもVLSが開口され、何十発ものタクティカル・トマホークは、旧日本海軍の輸送船団に向けて発射された。
海上自衛隊第4護衛隊群旗艦 ヘリコプター搭載護衛艦かが CIC
「タクティカル・トマホークが多数来るぞ!」
「迎撃よーい。全艦対空戦闘よーい。」
「各艦艇対空ミサイル発射はじめ。」
「こちら護衛艦隊了解した。」
その瞬間、第4護衛隊群所属の全艦が対空ミサイルを発射、それは全てタクティカル・トマホークに向かう。次の瞬間に空中でまたもや爆発。これによりタクティカル・トマホークは全て撃墜された。
その頃
「こちらボート1、敵艦艇艦砲兵器を確認。コレより破壊する。」
「了解。」
「ボート2、ボート3も後方から援護する。」
「こちらシーホーク(SH-60k)、敵艦艇発見。艦砲兵器によるヘルファイアⅡによる対艦攻撃を実行する。」
「了解。我々は艦載機MH-60Rを撃墜する。」
「いやー陸自から91式携帯地対空誘導弾2発を貸し出してもらって正解だったな。主な護衛艦はこんな地対空誘導弾なんか搭載していないからな。」
「間違いなくそうだな。」
「よし、準備よしと!」
「来たぞMH-60Rがな」
「よし、照準よし。」
「撃て!」
91式携帯地対空誘導弾は米海軍の哨戒ヘリコプターMH-60Rに命中し、命中した米海軍哨戒ヘリコプターは回りながら落ちていく。
「機長!行動不能!墜落します!」
「脱出だ!」
「乗務員は大丈夫だろうかな。」
「ボートが見えるから大丈夫だろうよ。」
「次は敵の本拠地だな。」
米海軍アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦DDG-105デューイCIC
「艦長!右舷より小型ゴムボート接近中!並びに哨戒ヘリコプターからの連絡途絶えました!」
「総員機関銃座に行け。食い止める。」
「あと砲雷長。残っているVLSでトマホーク発射。最後の足掻きだ。」
「サーイエッサー!」
米海軍アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦DDG-105デューイ40mm機関砲銃座
「ここで食い止めてやる。足掻きの時間を稼ぐぞ!」
「少尉!来ました!」
敵のゴムボートが見えると全員、機関砲をゴムボートに向けるが、次の瞬間!。
「うっ!」
「ジョーンズ!ジョーンズ!」
「うっ!」
「何が起きている!」
少尉が双眼鏡を握り、その方向を見る。そこには海上自衛隊立入検査隊の小銃、64式小銃が見えた。こちらに向けて構えている。
「うっ!」
「オーマイガー!」
「よし乗艦するぞ!いけいけ!」
「艦内に侵入者あり!繰り返す!侵入者あり!」
「うっ!。」
中に突入した海上自衛隊立入検査隊は次々に正確な射撃で1人づつ仕留めていく。そして遂に。
米海軍アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦DDG-105デューイ艦橋
「遂に来たか。」
「カイジョージエイタイ諸君。」
「お前を艦長にしたのが間違いだったな!」
「ふっ、どちらでもいい。早く拘束しろ。」
「米海軍アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦DDG-105デューイ艦長マルソン・バーゲン大佐、数々の犯罪で、捕縛する。」
「バーク大佐、お前はしくじるなよ。」
マルソン・バーゲン大佐・・アメリカ海軍アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦DDG-105デューイの艦長であり大佐。バーク艦長とはフレンドだった。




