第2章 海上自衛隊潜水艦 ハープーン攻撃す
米艦隊第17任務部隊旗艦空母ヨークタウン
「艦長!右舷より飛翔体2!とんでもない速度で突っ込んできます!」
「なんだ・・・・あれは!」
艦長と副長が見ていたのは海上自衛隊潜水艦から発射されたハープーン対艦ミサイルだった。正式名称RMG-84ハープーン対艦ミサイル。飛翔速度マッハ0.85で敵艦に着弾する米国製のベストセラー対艦ミサイルだった。
「目標!空母ヨークタウン!着弾まで5・4・3・2・1、着弾しました。」
「やっぱりハープーンは効くな。」
「次、目標第16任務部隊第5群所属空母エンタープライズ、次もハープーンですか?」
「いや、ミサイル類の消耗は避けたいからな、護衛艦ちょうかいに伝達、127mm砲での艦橋射撃を命令する。」
「了解。ちょうかいに告ぐ、艦砲での艦橋射撃を命令する。撃ちぃかたはじめー」
護衛艦ちょうかいCIC
「主砲照準よし!」
「てーっ!」
オート・メラーラ127mm砲。54口径127mm単装速射砲は毎分45発の砲弾を発射できる。(冷却含む)海上自衛隊ではイージス艦こんごう型、護衛艦たかなみ型に
艦砲として配備されている。
「目標命中。艦橋損害多数。」
「史実では、日本海軍は暗号文をアメリカ海軍に解読されて奇襲攻撃されてしまい空母4隻を失う大敗に終わった。そこからガ島、ペリリュー、沖縄と米軍は侵略してきた。が、我々が介入したことで歴史は塗り替えられたという事になったはずだ、だが介入した所で歴史の再生能力は凄まじいはずだ。戦国自衛隊の二の舞はごめんだからな」
「群司令、米艦隊は撤退していきます。」
「我々も日本海軍と交渉しなければな。」
「交渉しなければ燃料、食料を調達出来なくなり最終的には餓死か、燃料が無くなって艦を捨てるしかなくななる。」
「群司令、漂流している駆逐艦を発見しました。艦名、艦番号不明、ですが日の丸を上げているため日本海軍の駆逐艦かと」
「分かった。アメリカ海軍の模造艦かもしれんからな、、立入検査隊を配置させろ。」
「了解しました。」
「これは、いい鍵を手に入れたかもしれんな。」




