第19章 松山艦長の考え
一方その頃、米残存艦隊を撃破した海上自衛隊艦艇達はタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦シャイローの行方を追っていた。
こんごう型護衛艦 ちょうかい艦橋
「タイコンデロガは何処にいるんだ。なぜ分からない。」
「同じ現代艦艇と言っても、中身は旧式なシャイローを発見できないとは。」
「連合艦隊に行った小野田海将補から、なにか来てないか?」
「今の所は何も来てません。」
ちょうかい艦橋の中は考えている乗員でいっぱいだった。米残存艦隊に随分と手間がかかった為、シャイローは、その隙に何処かに行ってしまったからだ。
「まず行動を予測してみよう。」
1 シャイロー連合艦隊に向かう
2 海自護衛艦が来ていることをなにかして察知
3わざと遠ざかって海自護衛艦を撒く。
4最後の目撃は連合艦隊から1500mの地点である。
「シャイローの燃料的にはそう遠くには行けないはずだ、連合艦隊に行けるとしたら裏から回るかだが。」
「シャイローのハープーンは何発だ?」
「確か我々護衛艦と同じく4連装2基で8発です。」
「しかし、連合艦隊の戦艦類を撃沈するにはハープーン8発では2隻ほどしか沈めることができない。シャイローの艦長は空母も沈める気だろうから8発ではすぐに使い切ってしまう。」
「まさかですが、ハリアーでも飛ばしてるんじゃないですか?」
「燃料を考えたらそう長くは持たないだろう。たが、もし島々に補給部隊が配備されていなければな。」
「つまり、我々に気づかずにLCACで既に補給部隊を輸送していたということですか?」
「そうなるが、強襲揚陸艦と島々の距離を推測するとLCAC全てで回るとなると準備を合わせて、少なくとも2日くらいになる。」
「我々に見つからずにどうやって。」
「そもそも島々の周りにはP-1哨戒機を飛ばして偵察しているんですよ。」
「今そんなこと考えている時間は無い。どうせ連合艦隊に行くなら先に連合艦隊のところに行けばいい。そこで第4護衛隊群各艦艇と合流できれば、戦力も上がる。」
「そうと決まれば、全艦艇最大船速、目標は、連合艦隊!」
「着くまでは全艦、対空、対潜警戒をげんとなせ。」




