第1章タイムスリップした令和の艦隊
初めに
緊張感が高まるミッドウェー海にて大日本帝国海軍と米艦隊が衝突したミッドウェー海戦は、両軍とも甚大な被害が出た、がもしもその場に海上自衛隊第4護衛隊群がタイムスリップしてきたらどうなるか、歴史が変わるのか、これはもしも第二次世界大戦の時代に令和の第4護衛隊群がタイムスリップすれば歴史はどうなるかの架空戦記です。(これを見る前に登場人物、兵器の紹介をご覧下さい。)
米艦隊第17任務部隊旗艦空母ヨークタウン艦橋
「始まるのか」
アメリカ艦隊第17任務部隊司令官フランク・J・フレッチャー少将が下がり気味の声で言う。
「少将!我が艦隊は日本軍の連合艦隊を攻撃する意思があります。アメリカ海軍の名にかけて必ずやジャップの奴らをこのミッドウェー海に沈めてやります!」
「そうか、妙に胸騒ぎがする」
「心配はしない方がいいですよ、不安になってしまいますから。」
「分かった」
海上自衛隊第4護衛隊群旗艦かが艦橋
「何がどうなったんだ・・・?」
我々はとある演習に行くため海上自衛隊呉基地から出航した。だがミッドウェー海域に差し掛かったとき、
突如謎の光が第4護衛隊群に降り注ぎ最終的にはGPSが機能しなくなったり呉基地と佐世保基地にも連絡できなくなる事態になってしまった。今此処が何処なのかも分からなくなってしまった。
「こちらちょうかい、繰り返すこちらちょうかい聞こえるか!」
その声はこんごう型護衛艦4番艦ちょうかいの艦長、松山慶志一等海佐だった。
「ああ聞こえる、どうした?」
「どうしたじゃない前を見ろ!」
ちょうかい艦長が言ったため前を向くとそこには驚く光景があった。なんとそこには巨大な戦艦が見えたのだ。
「戦艦・・・・大和!」
「何故あの戦艦がこの海域に!」
「まさかタイムスリップしたというのか!そんなはずは無い。何故なら21世紀の今では20世紀中半の戦艦は
存在していないぞ!」
「まさか幽霊船か?」
「群司令!潜水隊群から連絡が来ました!」
「読み上げろ!」
「第1潜水隊群司令官の栗谷だ、あの艦隊は昭和の連合艦隊間違いなく連合艦隊だ。金剛(戦艦)長門(戦艦)さらに大和まである。そしてこの編成と艦隊図的に1942年ミッドウェー海戦の連合艦隊だと思われる。
我々がタイムスリップしたのは見てもわかる通りだ。
いきなりで申し訳ないがハープーン対艦ミサイルの使用許可を求む。冗談じゃない。間違いなくあの船に乗っているのは日本人だ、人命救助並びに二つの勢力を別れさせる方法としてハープーンの使用許可を再度求む。」
「群司令、どうします?」
「ハープーン対艦ミサイルの使用を許可する。ただし残弾数を考えて各艦(米艦隊)1発のみとする。・・・・撃て。」
海上自衛隊第1潜水隊群旗艦はくげい艦内
「司令・・・・許可が出ました。」
「了解した。・・・・SS-502うんりゅう魚雷発射管1番、2番ハープーン装填。・・・発射!」
「てーっ!」




