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最強少女の魔法奇譚  作者: 浪崎ユウ
第三章 魔高オリンピア編
42/53

41話 貴族という種族は

遅くなりました。


「遊太! おかえり、遅かったわね……って、その子は?」

「ただいま〜、母さん。こいつ、道で拾ったんだ!! 誰かに追われてるっぽくて」

「あらそうなの!! 大変だったわねえ……」


「こ、こんばんは……本当に、お邪魔してもいいのか?」


 遠慮がちに、しかし礼儀は忘れずに、出迎えてくれた広夜麻の両親にお辞儀をした。



 広夜麻の家族は、それはもう、とても暖かく向かい入れてくれた。なんの事情も聞かずに。普通なら確実に不審がり、警戒するだろうに。

 僕の服は破れ汚れているが、素材は国の一級品。

 ここにいる彼の両親も僕を見たとき気づいたのか、一瞬驚いた顔をしていたが、すぐに笑顔で返してくれた。



 これが、普通の家庭。 こんなに──何の見返りなく優しくしてくるものなんだろうか。



 本当に────お人好しな家族だ。







 彼の家に匿ってもらったその夜、ソファに座りお茶を頂いていた時、背後から勢いよく走ってくる気配を感じた。

 咄嗟に立ち上がって避けようとするが、疲労で体が動かない。背中に強い衝撃。

 広夜麻が後ろから飛びついてきたのだ、上裸で。


「うわっ!? おまっ、服着ろ服!!」

「おーいっ、風呂、沸いたぞ~!! 一緒に入ろうぜ!!」


「風呂……泊めてもらえて感謝しているが、それは……」

「よぉーし、行くぞー!!」



 こいつは人の話を聞かない。出会って数時間しか経っていないのに彼の性格が分かってきた気がする。

 こんなタイプの性格は家では見たことが無かったが、その頃には既に家系の不安は薄まっていた。







 連れ込まれる形で二人で浴槽に入る。

 彼の家はごく普通の一般家庭だが、ある程度の広さがあった。浴槽は5歳の少年二人が同時に入っても十分に余裕がある。


 僕は体にタオルをまとったまま深く湯につかった。


「あったかい……」

「お前、それのぼせねえの??」


 広夜麻は目の前で浮かぶあひるのおもちゃを手で動かしながら、不思議そうに呟いた。


「そうだ!! 俺、お前の名前まだ聞いてないじゃん!! 完っ璧に忘れてた!!」

「そ、そうだな……」


「なあ、名前何ていうんだ!?」


 その問いにすこし戸惑った。

 こいつはまだ気づいてない。貴族だとばれたら、その追手から逃げていたとばれたら、この彼の笑顔が崩れてしまうのではないかと、怖くなった。


 でも、ここまで親切にしてくれた彼に、嘘はつきたくない。


「僕は、植田玲という者だ。少し離れた地域の……貴族なんだ」


「きぞく……?」


 何と言われるのか。正直考えたくなかった。市民は、貴族をよく思っていない。

 それがこの世界の当然の事実であり、常識であり、仕方がない事なのだ。


 僕は固く目をつむり、広夜麻の次の言葉を待つ。


「すっげえなぁ~!! あでも、きぞくって言っても案外普通の子供なんだな。よろしくな! れい!」


「────────えっ?」


 ありえない。おかしい。なぜ受け入れるんだ? 家庭教師も商人も執事も、僕に対して妙にへりくだり、卑屈に笑ったものだ。大嫌いだった。

 

 なのになんで、なんでこいつはこんなにも───、



「ん? やっぱのぼせたのかよ? わざわざタオル巻くから…………れい??」


「あぁ、ぼーっとしてた。改めて世話になるよ、遊太」



 まっすぐで優しいんだ。








「あっ、広夜麻、それ僕の!!」


「いーじゃん、ちょっとぐらい~っ」

「茶碗一杯はちょっとじゃないだろうが!!」


 広夜麻に朝食を取られ、掴みかかって奪い合う。


 僕がこの家に来てちょうど一か月が経つ。一か月前はこんなふうに楽しく人と会話できる日が来るなど考えもしなかった。

 しかし家族はまだ行方不明の僕を捜索しているようで、以前、広夜麻の母にネットを使わせてもらった時には、行方不明者の捜索掲示板に、僕の名前があった。


 それほど裕福なわけじゃない。食事に高級食材も含まれていない。

 それでも、僕にとっては元の生活よりも、明るく楽しいこの生活が、大好きだった。








「あら、卵がきれてるわ。お昼ごはんどうしましょ。まだ今日の洗濯物も乾かせてないから買いに行けないし…」


 ある日、冷蔵庫の中を見ながら遊太の母が呟いた。 僕たちはゲームの勝敗で頬をつねりあっていたが、彼女の言葉を聞き僕が声を上げた。


「じゃあ、僕達が買いに行ってきますよ。な、遊太」

「ああ! ぱぱっと行ってこようぜ! 勝負はまだ終わってねーかんな!!」


 遊太も乗り気のようで、出かける準備を始める。しかし、彼の父は不安そうな目でこちらを見た。


「玲くんは、外に出て大丈夫なのか? その……事情があるだろ」


「心配しなくても大丈夫です。いざとなったら魔法を使ってでも逃げてきます。それに、遊太のパーカーを借りてフードを被れば……ほら、誰だかわからないでしょう?」



 この平和で明るい生活に慣れてしまった。それがいけなかったんだ。油断があった。

 なんの関係もない遊太を巻き込んでしまうかもしれないと理解しながらも、僕は───。


 あの頃の僕なら、絶対に外には出なかった。

 けれど今の僕は、遊太と一緒ならきっと大丈夫だと思っていた。







 見つかった。

 それはコンビニで卵を買った後だった。


 遊太と話しながら歩いていると、突然、風が吹いたのだ。フードが外れる。しかし、それもなぜか可笑しく思えて、笑い合っていた。植田家の人間が見ていたとも知らずに。


 住宅街に大きな2発の銃声が響いた。

 急いで曲がり角に隠れるが、時すでに遅し。

 シワのないスーツを見に纏った男に挟まれ、遊太は捕えられた。先程銃弾が肩を掠めた部分から血を流し、そのまま地面に打ち付けられる。


「ぐぁっ!?」

「遊太……!?」


 近づこうとしても背後の男に体を抑えられて、彼の元へ行けない。遊太を地面に落とした男は、彼の正面から見下すように目線を向け───、札束を落とした。


「貴様が玲様を保護してくださった下民だね。感謝の印に、100万やろう。さあ、それを拾って立ち去りたまえ。どうせ、金が目当てなのだろう?」



 違う。そうじゃない。何もわかっていないんだ。



 遊太は、きっと───。



「はぁ!? んなわけあるか!! 玲に何する気だこの野郎!! 玲は、お前らの所に戻るつもりはないってよ!!」



 そう言うってわかっていた。でも、逃げてほしい。どうか、これ以上傷つく前に逃げてくれ。僕の事なんか考えなくていい。

 遊太が自分の命を大切にしてくれれば、僕は家にだって戻ってやる……。



 遊太が傷つけられてしまう恐怖を感じながらも、そんな覚悟が芽生えていた。



「貴様こそ何をする? さっさとそれを受け取って去ればいいものを。その無様な姿で、何をできると言うのだ?」


 見ていられるはずがない。そう思い、ポケットに入れていた杖を取り出し、気づかれないように手元で構え、囁く。



「汝の願いを聞き入れたまえ…」



 だが、僕が魔法を発動させるよりも先に、遊太が痛みに歪んだ顔に笑みを浮かべ、叫んだ。



「汝の願いを聞き入れたまえ!! 個人魔法《遊戯》!!」



 トン、という軽い音と共に視界が明るくポップなものへと変わる。



「貴様ッ!? 何を!??」


 男が歩こうとすると、足に何かが当たった。それは遊太によるもので。

 彼が目線を足元に落とすと、そこには2つの────、


「サイコロ……だと?」


 そのダイスの目は5と4。


「20か……ははっ!! 運が悪いな、お前」


 突如、僕らは影に覆われた。何事かと空を見ると、鉄のパイプや、釘、鉄の板が降ってくる。

 運悪く近くにあった工事現場が崩れてきたのだ。



「な、何をした!? 貴様ら、玲様をお守りしろ!! 我々がご主人様に殺されるぞ!!」



 2つのダイスを振った目の積で相手にとっての不運を、自分にとっての幸運を呼び寄せる、遊太の個人魔法────《遊戯》。



 この時遊太は、彼自身の魔法によって“偶然“を味方につけたのだ。



 男たちは落ちてきた鉄パイプなどで全員気絶したが、僕だけは偶然何も当たらず免れた。

 一瞬呆然とするが、すぐに遊太の元へ駆け寄る。



「肩、大丈夫か!? 僕がおぶっていくから、いますぐに病院に……」

「いやそこまで重症じゃないぜ。いやー、焦った焦った!! けど玲が無事で、ほんと良かった!!」


 明るく弾けるような笑顔を見て、僕もほっと息を吐く。

 それから手を貸して立ち上がらせながら遊太に問いかけた。


「にしてもさっきの魔法、あれは何なんだ? 運がなんとかって言っていた気もするが」


「ふっふっふ、よくぞ聞いた!! あれはな、目の積が10以上になると幸運を呼べるんだよ。数字が大きいほどその大きさも上がる。その時の状況で、あり得る不運と幸運をリアルに持ってくる魔法だ!」


「まだ幼稚園児だろ、僕もだけど…………君、かけ算とかできるの??

というか、じゃあその目の積が10未満だったら?」


「俺たち死んでたかも」


「結局運任せじゃないか!!」



 こんな魔法、ある意味チートだ。



 人間の力で作られたものなんだから、完璧な物はない。つまり、何かデメリットがあるに決まっている。それを(わかってるのかわからないけど)僕に使ってくれた。その事実が時間差で僕に圧し掛かる。



「……遊太。こんな、貴族なんかのために、君にそんな危ない魔法まで使わせてしまって…………。本当に申し訳ないと……………」


「いやいやそんな、謝らないでよ!! あいつらに付きまとわれるなんて、望んでないんだろ」

「でもさ……僕に関わったせいで、こんな」


 感謝よりも後悔が先立つ。

 僕に関わったりしなければ、彼はあの親切で温かい家庭の中で何の恐怖も味わうことなく過ごしていられた。その平穏を、僕のせいで。


「何言ってんだ。俺たちもう、親友だろ? 助けねーわけないだろ、玲っ!!」



 …………馬鹿なんだ、こいつ。後先考えず人を優先する。

 僕の心が締め上げられるほどに暖かい太陽みたいに優しい言葉をかけてくれる。




 ―――――この時、僕は心に誓った。




「親友は距離詰めすぎだろ、阿呆。まずは……」




 恩に誓って、これからは絶対に遊太を守りきる。そして、




「友達からよろしくな」





 傷つけたヤツは、何があっても、  殺す。





☆☆☆☆☆




「人間ごときの魔法が、私に通用するとでも?」



 フォラウスは嘲るように口角を限界まで上げた。

 しかし、植田に恐怖はない。底の知らない捻じ曲がった怒りが、彼を奮い立たせる。



 真面目で堅物の学級委員、植田玲の友愛は───、






 依存的とも取れるほどに、酷く、重く、歪んでいたのだ。






「そういうのは通用しなかった時に言った方がいい。知らないのか?? 人間の持つ個人魔法というのは、魔物に対抗するために生まれたんだ」



 フォラウスを見据える植田を、離れた場所で広夜麻を治療しながら鈴能が分析する。



(フォラウスという魔人は悪魔族。悪魔族の一般的な特徴といえば、その攻撃の重さと魔力の多さ。

 悪魔族の魔法は召喚系を使用することが多くて、基本的に物理攻撃や精神干渉は効かないはず。

いま私が手を離す訳にはいかないから植田くん1人で時間稼ぎをしてもらわないと勝機はない、けど)


 彼女は険しい表情で植田の姿を見据える。


(彼の魔法でどこまで耐えられるか……。植田くんが倒れたら、広夜麻くんも私も、終わる……!!)



「なるほど、これがあなたの魔法か……」



 フォラウスは何かに気がついたように小さく笑う。 しかしその表情は余裕そのもの。


「既にわかっているみたいだが、僕は3つの規則を君に課した。

まずは1つ。君の感覚の消去。もちろん魔法の特性によって僕もいま、全く魔力や気配を感じることができない。そして、2つ目ッ……《シールド》!!!」


 フォラウスの数百の魔力弾が飛来し、ギリギリで反応してシールドを張る。

 折れた片腕を庇いながら地面、いや水面を水しぶきをあげながら転がった。


 かすり傷が沁みひりひりと痛む。



「あなたの長話が終わるまで待つわけがないでしょう? 私はこれでも、魔王様に仕事を頼まれているのだから」


「……2つ目は、この魔法の効果を話して僕の魔力を増大させるってバフだよ。

最後まで聞いてもらえるとありがたい」


「なるほど、何かしらの代償が必要なわけだ……確かに、使いようによっては面白い魔法だけれど」



 話しながらもフォラウスの猛攻は止まらない。


 シールドを破られても再度作り直し、また破られる。その繰り返しを延々と行なっている。

 一度の失敗も許されないそのやり取りは、精密な魔力制御によって成り立っている。

 しかし、植田の魔法技術では詠唱を必要とするため、彼の方からフォラウスを攻撃する事はできていない。



「そして3つ目。この魔法の時間の延長。これが一番厄介でさ。3分の効果時間を────」



 言葉を切って不敵に笑う植田。

 フォラウスは戦況が押されている事にも動じないその様子に不信感を抱く。



「60分に増やしてみたんだ」


「……ハッタリだ!! 個人魔法の改変などできるわけがない……いや、まさか!!」



 ばかげていると一蹴するが、あることに思い当たり、彼は笑顔を崩し目を見張った。

 攻撃をやめ、腹が捻じれるように抱えて頬を紅潮させ、天を仰いだフォラウス。



「んふふふふ……あははは!! 良い、良い! 本っっっっ当に、面白いことを考える……!! 狂っているのは称賛に値しますよ。あなた、本当にただの人間ですかァ!?」


「何? どういうこと? 植田くん、何を……!?」


 相手のあまりに異常な反応に、鈴能が植田に叫んだ。冷や汗を浮かべて説明を求める。




「僕は…………残りの寿命全てを魔法に捧げる。フォラウス。君を、確実に殺すために!!!」





*****




 千草と市川が鳥居を抜けた後、天原が目の前の少年姿の鬼人・焔に声をかけた。



「よぉ、初めましてだな。まぁなんだ、場所でも変えようか」


 間が抜けたような気怠げな声で話したかと思えば、にやりと口角を上げる。



「個人魔法《空想者》」



 天原が指を鳴らすと、有崎、石塚、そして焔を、白く傷一つない四角い箱が覆った。

 箱は彼らを閉じ込め異空間へと転送する。



 つまりは、天原の領域に引きずり込んだのだ。



「へえ! こんな事できんだ! 今の若い人間は多彩だなあ~!!」



 焔がフードを脱ぎながら感嘆している。


 そこは、ほのかに明るい草原だった。とても整っていて不自然なほどのどかな風景。遠くには湖があり、静寂に包まれた印象を受ける。

 しかしそこに生える花々は矛盾だらけで季節感も生息地域もばらばら。

 何もかもが完璧に見えるのにどこか中途半端で冷たい。ただ無機質で矛盾までもが隅々まで計算しつくされたような場所てまある。



「ここは……その、とっても綺麗ですね」


「でも、なんなんだよ、この不快感は」



 有崎と石塚が周りを見渡しながらそう呟く。その世界に連れてきた張本人は特に何か感じるわけでもなく、焔と向かい合った。



「んで、オレの仲間の恩人がお前に殺されたらしいんだけど。覚えてんの?」



 焔はパチパチと瞬きをした後、考え込むような仕草をする。しばらくその姿勢で硬直し、眉間に皺を寄せるが、唐突に笑顔を浮かべる。



「いーや、全然わかんないなあ。恩人っていうにはそこそこ強かったのかなあ……」


「覚えてない、って事か?」


「ま、考えるだけ無駄じゃん、死人の事なんて!! あでも僕、魔王様の恩人を殺しちゃったみたいでさ、嫌われてて、仕事しないと僕が消滅させられるんだよね!!」


「え、その情報今いる? 現在進行形でオレの魔法にかかってんのに? お前馬鹿なの?」



「おい神月、あんま魔人を挑発するなって!! どうかしてるだろ!!」

「ちょっと黙れ石塚」



 生と死をかけた戦いというのに、有崎がその後ろで縮こまっているのにも構わず、2人は軽口を叩きあう。

 その様子を見た焔が、嬉しそうにばっと両手を広げ無邪気に笑う。どこか、狂気に満ちた笑顔。



「いいねぇ、強い人間は僕だーい好き!! お仲間から聞いてるかもしれないけど、僕は焔って言うんだ! そこの背が低い茶髪の君、名前は何ていうの? 死ぬ前に教えてよ!!」



 その様子を見て天原は対照的に不敵な笑みを浮かべる。あと二人は魔人相手にあり得ない、とドン引きした恐怖するような目を天原に向ける。



「お前も似たようなナリしてよく言うなぁ。そうだね、お前が消える前に教えといてやるよクソガキ」




「オレは天原神月。ようこそ。オレの精神世界へ」




お読み下さりありがとうございます!!


次回はいよいよ本格的な戦いが始まります。

阿流間vs吉川、江山、黒滝と天原、有崎、石塚vs焔。

そして千草、市川たちは新たなる強敵、いや黒幕に遭遇!?


たぶん(強調)日曜に更新します。期待はせず今までの話を読み返してみてください!


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