天♡地♡
※私の他の小説だきっちゃ♡♡の作中で出てきた主人公。
ー婚活四方山紀行ーもよろしくね!
(18禁なので悪しからず)
「ねえねえ、虎時さん」
竜は、土手を下ってはみたもののまた登って来て、虎時の背中を突くと不安そうに虎時の目を見た。
「虎時さん、私と戯れたくないの?」
竜は団子から口を離すと、真剣に虎時を見つめてくる。
「どうした。竜ちゃん。ぽっぽ焼を買って来るのではなかったのですか……いや、竜ちゃんの言いたい事はそうじゃないな。……竜ちゃんの戯れは。おおっ怖いw」
土手の上で竜ちゃんにキスされたりしたら、俺だってちょっとだけだけど恥ずかしいやい。
「虎時さん何が、おおっ怖いよぉw」
虎時さんさいつものですか。まあまあまあまあ……。
その時2人に一陣の風が吹いた。
「さぶっ」
雪こそ降ってはいないが、山間のしかも荒川の水面を撫で虎時の元まで吹いて来た風は肌を切る様な冷たさだった。
そう、虎時は暑さにも寒さにも強い。そして鈍感なのかもしれないが、今やっと湯気をたてている竜のかじる団子の暖かさに気がついた。
「サブッ。いいや……。確かに今まで風が吹いていないようだったかな?」
虎時が不思議そうに首を傾げてみたが、竜は虎時の手を握ってニコリと笑った。
「そんなに風が強く無かったからじゃない?」
すかさず竜は言った。だが、虎時はそうも思えない。
「まだ、ーーエントランスだったからかな」
色んな意味で。虎時は遠巻きに賑わうゆ〜むを見つめた。
ーー八切の別荘での夜。女性達が眠りについたあと、麒麟、玄武、虎時は再び休憩室に集まり酒盛りをしていた。
「虎時、玄武。お前たちであれば、すでに気がついていると思うが」
麒麟は改まって言った。
「今週末に長月玄利のライブが仙台で行われるが……それは表のイベントであり……真のイベントは別にあるのでありますが……」
虎時は、すかさず口を挟んできた。
「対象のチームとメンバーは谷川岳パーキングエリアで会ったーー私人の※チーム奴奈川姫と大国主のカップル加奈さんと小笠原君と」
ーー虎時はこの時はまだ、道の駅関川に奴奈川姫が来るとは、まだ知らなかったーー
「それから、間接的ですが私人のチーム奴奈川姫と大国主の1人、千葉君……いえ、ニニギノミコト」
玄武が言った。
「おいおいおい、玄武、それじゃあ神自らの御降臨か。玄武お前が率先して名をあげるのであればーー神の御意志を伝える天使ガブリエルだろう?」
虎時が苦笑いした。
「天使ガブリエル、ですか……。その様な私人は存じませんが」
玄武は、手元にあった飴玉の袋を開けて手の上で軽く転がした。
「玄武、何を今更。千佳子さんの事だよ!」
虎時は苦笑いを浮かべた。




