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冬の仙台♡熱燗美味い♡

 竜は何故か最近お肌ツヤツヤ。


虎時は事後は、少しお疲れ気味だ。そんな虎時を見ると少し悪い気にもなるが、竜がそれを止めようとしても虎時は一度始めたら止めない。


虎時も満足は出来ているようだが。


まだ二人には子供がいないので、思いつきですぐに行動出来るのが良い。虎時がどうしてもそうするのは竜がそうでもしない限り体力と気持ちが外へ向かないからだ。


ーー竜は無理矢理野生の生き方から方針転換されたようで、どうも都会田舎の生活は慣れないらしい。


それほど、新潟での暮らしは自由だったのだろうかと虎時は少し気になっていた。竜が埼玉でものびのび生きれたら良いのだろうが。竜が苦しそうな顔をするとすぐにどうしてかと聞くのだが、それを聞いたところで虎時に出来る事は少ない。道路の道幅が狭いとか、スーパーが小さいだとか、晴れが多過ぎて湿度が低くて乾燥しすぎだとか。(お前は両生類か爬虫類かっていうくらい、湿度に敏感すぎやしないか?)


 虎時が竜の暮らしを少しでも改善出来る少ない策の中でも1番良いのはやはりお散歩だった。

虎時も猫のように、縄張り巡るのは楽しいのだが、竜は虎時のにゃわばりはどうも、人がゴミゴミしていたり、大人な遊びは始めこそ楽しそうにしていたが、毎週末となると竜は誘われそうになると目がトロンとして、そのままソファで寝てしまう。しかもとても眠りが深い。


それでも、私人の四神との遊びは否応なく始まり終わるので、好きか嫌いかは不明である。


そんなんで、竜を野生に戻す為に時々自然に放つ。


言葉に出しては言えないが、それが1番竜が健康に過ごせるらしい。


「竜ちゃん、それでは新潟方面から山形を抜けて仙台に行くコースと、宇都宮経由で仙台へ行くのどちらのコースが良いですか?」


「新潟行きたいけど、宇都宮経由って電車で行く、その方が良いかな……休みも気になるし」


もうすでに、土曜日の正午を過ぎてしまっている。


「休みは大丈夫」


竜は少し考えた。


「竜ちゃん、竜ちゃんにとって気になる年代ってありますか?」


「そう……。あのさ、虎時さんに七夕の竹を取りに行こうと誘われて、畠山重忠の終焉の地とか、三浦半島ーー城ヶ島行ったかえりに富士山を見つつ武蔵御嶽神社に行った時さ」


「ええ、行きましたね」


「徳川家康が江戸城の西の護りに慶長11年に武蔵御嶽神社をしたって、虎時さんに教えてもらったんだか、神社の由緒を読んで知ったんだけどさ。どうしても慶長4年って言う年代がとっても気になってたの」


「俺、新潟へ行きたいと言うから、また年少期辺りの時代背景が気になっていたと思いましたよ」


「それは、平成ね。ーー昭和の良いところがだんだん消えていく時代って。そうじゃなくて、慶長4年」


「竜ちゃん、慶長4年と言えば、鳥羽伏見の戦の年であり、翌年には関ヶ原の戦いがーーでも、どうして……もしかして、竜ちゃん、ーーだから、白虎隊が気になったのですか?」


「なんていうか、あの時……武蔵御嶽神社の由緒を話してさ……二人で武蔵御嶽神社から関東平野を見下ろした時。あの時だよ。なんとなく慶長4年って。武蔵御嶽神社から見た景色がってわけじゃなくて。関東平野全部を眺めた時に、ああ慶長4年ねって、思ったの」


うーーんと虎時は腕組をして唸った。


 竜ちゃんのなんとなくな、詳細情報のない(今のところ)慶長4年とだけ言われても、その前後の時代背景やら、人物などを考えると膨大な量のお話になってしまうが。


「そうですか……。同じ御嶽神社でも、俺の母さんが俺のために祈願してもらった、秩父御嶽神社の方にも俺は竜ちゃんを連れて行きたいのですが(特に、竜ちゃんが東郷平八郎についてどんな印象を持つか見てみたいのでありますが)……」


 ちなみに武蔵御嶽神社と秩父御嶽神社は、三峰神社と同じく大口真神(おいぬさま)ーー日本狼が神として祀られている。


「今度、私を連れて行って」


竜ちゃんが、「私を」って。びっくりするじゃないか。


今日も竜ちゃんは良い子であります。


ドキッとするくらい、透明な瞳で見つめられると少し照れる。


「俺の休みはどうにか調整するので、竜ちゃんが気になる白虎隊関連の場所を、新発田ーーを、仙台青葉城からの会津若松の若松城に行って見ましょう⭐︎」


「あのさ、虎時さん、私、松島に行ってフェリーに乗りたいです!」


「良いですよ♪」


 江ノ島や、秩父御嶽神社へもお散歩コースとして行く約束も出来てと虎時はウキウキである。


早速、ノートパソコンとゲロケア袋、酔い止め、着替えをリュックに詰めて車に乗り込んだ。

















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