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故郷♡郷愁♡過去も未来でも♡暖か

「竜ちゃん、あれは猫です」


黒い猫ならざる生き物はこちらをキッと睨むと、いつもそのようにしているように、スタスタと塀の上を歩いて行ってしまった。


虎時も興奮して目を輝かせている。


「いんや、どう見ても雷獣だよ。ここ、引越して来たばかりだけど、ここいらってとっても面白いね!」


虎時は、髪の毛をかきあげ、腕組みした。


「雷獣……竜ちゃん、※雷獣は、明治あたりに輸入され、野生化した『ハクビシン』であり、※また、中国神話にはという妖怪がおり、中国最古の地理書といわれる『山海経』には、夔の吠え声は雷の轟きのようだとの記述があるが、この夔が日本における雷獣伝承の起源になったとの説もあるほか、山梨県笛吹市の山梨岡神社に伝来する夔神像のように在来の道祖神や山の神に対する信仰が夔神に結びついて成立した民俗も見られる。ーー竜ちゃんが雷獣に興味や良いイメージがあるのは、竜ちゃんの好きな道祖神や山神が好きだからでしょうか。竜ちゃんの故郷の※新潟には雷獣のミイラもあるそうですよ」


「ああ、それはーー新潟って、特に冬に雪が多くて、雪降ろしの雷が轟くの。私はその音を聞くとすごくテンションが上がっちゃって。まあ、大雨の前の雷の轟も大好きだよ。私はとにかく、暴風雨とか雪とか大好きだから……。なんか、とても心地よいというか、落ち着くんだよーー」


「竜ちゃんだけに。ですね。俺は、雨や雪は鬱陶しくて、竜ちゃんのような気持ちになった事はないかもしれません」


ーー雷獣は龍と近縁なのやも。※雷が多い地域に良くいるらしいですし。

だから、竜ちゃんは……


「本当に?」


竜はまだ、虎時の言葉を信じられないようだ。


「うん。身体が濡れるのは好きじゃ無いですし、お散歩にも行けない」


さすが、虎時さんのーーは、白虎だけあって、猫にゃのかな?

(虎は水浴び好きだがw やっぱり猫なのかw)

虎時は晴れ男。晴れが大好き、そんなところは日本一晴れの多い生粋の埼玉県民である。


「うーーん。私は雨の日は轟々と音を立てて流れる川を見たりするのも好きだし、雨降りの山は霧に覆われて、幻想的でものすんごく好き♡霧の時に山中にいるも大好き♡包まれている感じ。落ち着く。そのまま寝ていたいーー」


そんなに霧が好きなら、三峰神社へ、三峰山へ……。霧に覆われた山々を見に行くのも良いと、虎時は思った。


「竜ちゃんは、雨の日や雪の日がそんなにしっくりくるのですね。俺は雪降る深夜にー竜ちゃんに会いに新潟に行った時はもうーー死ぬかと思った。超絶寒かった。(すぐにでも、抱きしめたい竜ちゃんはお家の中ですし)竜ちゃんの龍に会いに行く為でもなければ絶対寒い雪原に行く気はないよ」


ーーあの時、竜ちゃんはすぐに窓から離れるし、龍は怒りがなかなか鎮まらないですしーー四方山婚活紀行ーーで話したものは、短尺。竜ちゃんの龍だけあって、話が長いし、、


「そうだ、竜ちゃん、新潟へ行きませんか?」


「いいの、でも……、一度でも実家に戻ると里心着くし」


「どうせ、そのうち何度も里帰りすることになりますよ。ーーついでに調べたい事もあります」


「調べたい事、なんかある?」


「ただ、見てみたいことがあるだけですよ」


「虎時さんが何か気にしてるの、それ、すごーーくぅ気になるーー!」


「ーーそうですか……」



※参考資料

衆議院 質問本文情報

令和元年五月二十二日提出

質問第一八二号

ハクビシンが明治以前に日本に生息していた科学的根拠に関する質問主意書

提出者  早稲田夕季


ウキペディア 雷獣

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