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馴染む♡馴染まない♡そもそも♡見てる景色♡感性♡皆違う♡どれだけ違うのか♡知る

「うーーん」


竜は考え込んだ。


別に私は熱にうなされてなんていない。


虎時や他の人から見たら、熱にうなされているように見えるのだろうか。


昔、卓球の試合を見ていた時、「何がそんなに面白いの?」と言われた事がある。


ただ、その場の空気に耐えていた事もあるけれど。


ーーひとりひとりの対決を眺めているのも良いと思っていた。


竜にそんなのを見てたって楽しく無いじゃんと指摘したその子は精神的に早熟な子だった。


と、思う。自分の出ない試合はつまらな過ぎるよと。


ふと、竜はこの現実世界では、竜の喋り方はとてもスローモーションなのかも知れないと思った。


竜は理解が他の人よりかなり遅い。


虎時や私人の四神仲間以外とは、充分に意思の疎通が出来た気がしない。


虎時さんが、先回りして自分を理解してくれてーー何もかも虎時さんが助けてくれていると思ってる。


「竜ちゃんはイジメやすいとか、表情を読みやすいと言われるのは。0か1かだからです」


「あ、それ誰かにも言われた事ある」


「俺たちS Eは、既存のコードなんかを引っ張ってきてそれを組み立てたりしてる。(もっとも自分で作り込むことも出来るけれど、自分で作り込み過ぎると自分がそのプロジェクトから手を引いたあとーーテストが終わり運用され始めた時に他の人が困ってしまうわけで) 自分で無から作ると言うよりも既存のものでーー。あまり深く考えなくとも、『そこにそれがあるなら、それを使う』のでありますから」


「それって、私が無機質なコンピュータと同じって事かな。ーー私、深く考えなさ過ぎなのかなぁ」


「別に、竜ちゃんは『仕事』として人付き合いしているわけではないのならば、好きに考えれば良いと思うのであります」


「私って、無機質だから……私には感情がないのかなぁ」


「感情、それなら俺も無いから、安心しろよ⭐︎」


「あ、安心⭐︎……出来ねぇw」


「竜ちゃん、俺は感情を押し込めて、上部だけ上手に付き合って行く女の子と上手くいったとしても、その付き合いになんの感情移入も出来ない」


「あの、だからさ、虎時さん、私の言う子達は……」


「いつも竜ちゃんから昔のお話を伺いますが。それって、俺の好きなタイプの子では無い事は確かだ。どんなに、上手に人間関係を紡ぐ事が出来たり、賢く立ち回り成果を残せる人達だとしても。少なくとも俺とは合わないな。そもそもだけど、会った事も無いーーだから、竜ちゃんもこの先の人生で出会える人は学生時代のあの牢獄に入っている関係ではなく、好きな人とだけ会える、関係を築く事が出来る自由な世界であると思えば、人間関係について悩むことは少なくなるよ」


「うーーん。なんか話がとっ散らかったけど。ーーそう言えば、三本の矢の毛利元就。さっきの人、毛利元就かもしんない」


「竜ちゃんは、よく突拍子もない事を言うね」


「確か……、なんかね、今言ってた子と友達だった時にやってた時代劇が毛利元就だったと思う」


「うむ、なるほど。名将の毛利元就が死ぬ間際に兄弟3人に言った名言。あの時代革新的な名言でした。三兄弟揃えば、一致団結すればーー矢は折れぬと言った名言でありますねーー俺はどんなに強い矢であっても、とてもよく切れる刀であれば、あの時代においても真っ二つ。親友、兄弟、親族で団結していたとしても、外圧でその団結が崩れる事もある。全くもって毛利元就の三矢の訓の逆説になります。ーー俺が何を言いたいかと言いますと何でも物は考えようでありますし、理屈と膏薬はどこにでもつくのであります」


「だから?」


「だから、竜ちゃんの好きなように生きるのが良いじゃありませんか。俺は竜ちゃん本人ではないから、竜ちゃんの人生の全てを見て来たわけでもないので、何が良い人生なのかとか細かくはジャッジ出来ないし。ジャッジしようとは思わないよ」








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