城内巡り
旦那様と奥様との顔合わせが終わった。
「お父様、お母様アルフォードに城の中を紹介してきますので、
こちらにて失礼いたします。」
旦那様と奥様は頷き大広間から出て行った。
最後まで見送り、お辞儀をした。
「アルフォード何しているの?行くわよ。」
「今、行きます。お嬢様。」
お嬢様と大広間を後にした。
そういや城の中を紹介と言っていたな。
執事として頑張らなきゃなだよな、まずは場所を覚えないと。
お嬢様はどこから紹介してくれるのだろうか。
さて大分歩いたけどまだかな。
そんなことを思っていると、扉の前で止まった。
「まずはここね。私の部屋よ、入りなさい。」
お嬢様の部屋…っていうか女の子部屋入るの初めてだぞ。
前世では童貞の高校1年生だったんだから。
これからは、執事として入るから慣れないとな。
てか、お嬢様に揶揄われそうだから平然としておかないと。
「失礼します。」
入った瞬間にとてもいい匂いがした。
これが女の子の部屋か、歩いていると何かを踏んだ。
布?拾い上げてみると…
「あ、これお嬢様のクマのパ…」
一瞬の出来事で何があったのか分からなかったが
意識が少しずつ無くなっていくのだけが分かった。
あ、これお嬢様のパンツだったのか。しかもクマ柄…
そんなことを思いながら意識が完全に無くなった。
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