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執事のお仕事ですか?  作者: koyokoyo
第1章〜始まり〜
4/10

身勝手なお嬢様

色々な資料を見て職を探しているのだが、

ありすぎてもはや何がいいのか分からない。


宿舎の仕事や役場の仕事、商業の仕事など様々だ。


どうしたものかと下を向いて悩んでいると、窓辺から夕日が差し込んできた。

そろそろ閉館の時間だなと思い資料を片付ける。


「キミずっと資料見てたねー。なにしてたの?」


いつの間に隣に座ったんだこの女の子は。

全然気づかなかった。てか顔近い。


「キミいつから居たの?」


「随分前からいたわよ!気づかなかった?」


「気づかなかったです。俺はもう帰りますね。どなたか存じ上げませんけど。」


立ち去ろうとした目の前を塞がれた。


「まだ何か用ですか?」


「キミさ私に雇われない?簡単なお仕事よ。」


なんか胡散臭い、適当な理由つけて断るか。

ヤバめな案件かもしれないしな。


「お断りします。今急いでいるので。」


「お兄さんいいじゃん。この際結婚しちゃおう?」


「なに?ナンパこしてまさかのプロポーズですか?結婚詐欺ですか?」


「し…失礼ね、私に詐欺師呼ばわりなんて…」

彼女はムクれ顔になっている。


「メルビス!メルビスー!」


「何でしょうか?お嬢様。」


お嬢様?この子は、どこかのお嬢様なのか。

やっかいなことにならなければいいけどな。

その不安はやがて確信へと変わる。


お読みいただきありがとうございます。

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