地獄に落ちてしまった。
私にとって2作品目となります。
よろしくお願いします。
起きたら辺りが真っ暗だった。
ここはどこだろう。
そわそわしていると閻魔と書かれた服を着ている男が現れた。
「地獄へようこそ。我は地獄の管理者、閻魔大王である。」
「え?地獄!?」
え、嘘だろ。俺、地獄に落ちるような人生を送って来ていないし覚えもない。
「ちなみに地獄に落ちた理由とか教えて貰えたりするんですか?
身に覚えがなくて。」
「身に覚えがないだと!?何を白々しいやつだ。ちょっと待ってろ。」
閻魔大王はフンと鼻息をだし、閻魔帳を出した。
「お前の名はなんだ。」
「綾波 絢瀬です。」
「ふむふむ…該当が無いのう。嘘は…ついておるようには見えんな。」
「僕は、どうなるのでしょうか?」
閻魔大王は顎を手で触りなにか考えているようだ。
はーっとため息をした。
「しょうがないのう。あやつを呼ぶか。ちょっと待ってろ。」
受話器を持ち、電話を誰かにかけているようだ。
なんと地獄とは思えない光景だ。天国もこんなもんなのかな。
電話を終え、こちらを見てきた。
「もう少し待っておれ。やつを呼んだからな。」
やつとは誰だろ。補佐官とかかな?
そんなことを考えていたら大きな穴が空いた。
「待たせたな、閻魔」
閻魔大王と握手をしている。
「思ったより早かったな。お前にしては。それよりその男のことだが。」
「そうだな。まずは私だが、天国の管理をしている神だ。」
「え?閻魔大王と神様って仲がいいんですか!?」
「ああ、神は飲み仲間じゃよ」
なんだこの世界は。平和すぎるだろ。
閻魔と神2人は話し合っているようだが、
それより俺はどうなるんだ…
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