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佇む男
#呟怖
その男は突然動かなくなった。声をかけても反応しない。村人たちは諦め忘れたが、ふと誰かが訪ねると変わらずそこにいた。
いや、少し動いている。
男の「時」は千倍遅く流れていた。もはや日夜の境なく瞬く間に千回昼が来て、千回夜がくる。
いつしか村は滅びたが、男は変わらずそこにいる。
ご愛読ありがとうございました。
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