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耳鳴り
#呟怖
ぽつりと取り残されたように塔がある。
「耳に響くの。眠れないように皆が電波を飛ばしてくる」
叔母がそう言い出したのはいつからか。聡明だったときを想えばこそ悲しい。
葬式の日、胎動するように塔が震え私1人蹲った。
よかった叔母は正しかったのだ。
心配そうに見つめる目を睨みつけた。
ご愛読ありがとうございました。
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