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階段ですれ違うモノ
#呟怖
墓参りが嫌いだった。
この階段を登るから。
すれ違うから。
首折れたように見つめ続ける顔
遠ざかることのない嗤い声
早く終われと目を伏し登る。
だがあるとき名を呼ばれた。思わず手を払いのけるとそれは転げ落ち、悲しそうに泣いていた。
気づけば階段を降りていた。先にはあの子、私の子。
ご愛読ありがとうございました。
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