206/237
思い出させないで
#呟怖
誰そ彼時
薄闇はたれの顔さえ呑み込み隠す。すると私は切なくなる。誰か忘れているようで。
人は苦笑するか、憐れみの目を向ける人さえいるけれど。
「またね」
耳朶には優しい声が残っている。
「ママ」
振り返るとそこには顔のない子。私はこの子が恐ろしい。何かを思い出してしまいそうで。
ご愛読ありがとうございました。
この小説では、皆さまからのテーマも募集しております。どんなテーマでも構いません。勉強のためにもなるべく採用していきたいと思いますので、コメント等でお気軽にお寄せください。




