146/237
雪に消え入る声
#140字小説
雪深いこの地では、冬は皆家に引きこもる。
聞こえるのは火の爆ぜる音、家の軋む音、そして婆さまの話す声のみ。
だけど時折歌声が聞こえることがある。
「あれは誰かの無事を祈る歌」
婆さまは私を膝に抱えながら教えてくれた。誰の歌かは知らないが、その声は消え入りそうに美しい。
ご愛読ありがとうございました。
この小説では、皆さまからのテーマも募集しております。どんなテーマでも構いません。勉強のためにもなるべく採用していきたいと思いますので、コメント等でお気軽にお寄せください。




