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140字の演習課題  作者: 降雪 真
125/237

木目

#呟怖

木目をじっと、見てはいけない。

樹の一生を覗き見るから。

木目の数ほど歳月がある。木目一筋に目を凝らせば、ほら、君にも見えるかい?

木陰で休む汗ばんだ女のうなじ、雨宿りに駆け込む男の筋を流れる雨粒、恋に落ちる音。女が末期に見た男の冷たい笑み。

ほら、揺れて軋む音が聴こえてきた。


ご愛読ありがとうございました。

この小説では、皆さまからのテーマも募集しております。どんなテーマでも構いません。勉強のためにもなるべく採用していきたいと思いますので、コメント等でお気軽にお寄せください。

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