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第三章☆梨華の要望
第三章☆梨華の要望
「梨華さん!そこいじっちゃだめですよ!」
タイムパトロール隊員が悲鳴をあげた。
「ちょこっとだけよ!」
「あーあー、そんなことしたら直也さんと結子さんが出会わない時空がいくつかできちゃう」
「あたしだって、直也と一緒になれる未来が欲しいもの!」
「そーゆーもんですか?」
「そーゆーものなのよ!」
「あんまりいろいろ変えられちゃ困るんで、今ここにいる梨華さんは結子さんがいない時空の直也さんの元へ行くことにしましょうか?」
「えっ!ほんと?太っ腹〜」
「ただ、そこの時空の直也さんは三枚目でギャンブル依存症で…」
「ちょっと待て!」
「直也さんならいいんでしょ?」
「なんでもいいわけぢゃなーい!!!」
暴れる梨華を後ろから羽交い締めにして、JJがその場を連れ出した。
「いい加減、俺にしとけよ」
「やだ!やだやだやだ!」
梨華はポロポロ涙を流した。
「複雑な乙女心」
「ほっといて!」
このルージュは、以前直也が「ルージュが似合う女の人」って言ったからつけてるんだもの!報われないなんて、なんて残酷なのよ!
「俺も報われないなぁ…」
JJがとほほという顔だった。