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「お疲れー!」


剛士は生ビール、爽はウーロン茶で乾杯する。


「いやぁ、ほんと仕事終わりのビールに勝るもんはないな!」

「俺はウーロン茶だけどねぇ、ビールなんかただ苦いだけだし」


大してキツイ仕事でもないが、やっぱり仕事終わりの1杯は多少なりとも格別だ。

そんなおっさんじみた事を思いながら早々と1杯目を空にする。

傍らのメニューを開き目を通しながら爽の注文を聞こうと顔を上げると、なぜか爽は店の中をやたらとキョロキョロと見渡している。


「なに?爽注文決まってんの?」


「え?あ、いやまだ。あぁ何かテキトーに決めといて、俺また後で見るし」


「なんだよそれ、んじゃ何をそんなにキョロキョロしてんの」


話しながらもこっちを見るわけでもなく爽はまだ店内を見回している。

「んー、今日休みなのかなぁ、、、」


「休み?何言ってんの?」


「ん?いや気にしなくていいよ、俺とりあえずハラミあったら後何でもいいし!」


「誰か探してん、、あー、そうゆう事な。お前瑠美に怒られるぞ」


「いや!違うって!いや、そりゃちょっと期待はしてたけど、、、」


「ん?何が違うん?俺まだ何も言ってないけど?」


以前この焼肉「丸」に来た時にめちゃくちゃ可愛いと鬱陶しいくらい言ってた女の子、たぶん爽はその子に会うためにこの店を選んだのだろう。

まぁ俺とは好みが全然違う為、共感はできなかったが。


「ちょっと佐藤さんマジで瑠美には言ったらダメだからな!あいつガチでキレるから」


「わざわざ言わんよ、絶対俺にも飛び火するの目に見えてるし」


瑠美は元々同じ職場の事務をしていたが、爽と付き合うようになり職場恋愛禁止の為バレる前に退職した。まぁバレる前にとは言ったが辞める頃には同じ部署の同僚達にはほとんどバレてたのだが。

瑠美は明るく人見知りもしない性格、

年のわりにしっかりしてるし、仕事もちゃんとこなす。職場では人気者であった。

全くもって爽には勿体ないことこの上ない。



「あー、せっかく仕事の疲れを目の保養で癒そうと思ったのに」


しれっと本音がこぼれる。


「あー、それが本音なのな。おけ!これは瑠美に報告しとくわ。だいたい爽に瑠美は勿体ない思ってたし」



「勿体ないてなんだよ!彼女もいない佐藤さんに言われたくないしな、って本当ににそんなんじゃないから瑠美には言わないでください、、、」



俺の勿体ない発言に反論しながらも泣きそうな顔をしながら弁解する爽。

からかうのもそこそこにしてテキトーに注文をし、3杯目のジョッキが空になる頃、ふと夢の事を思い出し爽に聞いてみる事にした。

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