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お祭りの意味

「はいはーい

 乙女の皆さんは舞台にあがって

 来た順で良いから並んでよー」


と、いつもはパンを売っている

ジョンさんがお手伝いをしている


「やあ、アリア

 今日も可愛いね!

 また選ばれたら

 うちのパンもサービスしちゃうよ?」


さわやかな笑顔でこんなこと言われても

キュンとしないのは

ジョンさんは女性なら

誰にでもこうだからなのだ


「ありがとう

 ジョンさんのパンは美味しいから助かるわ」


愛想笑いをして隣を通り過ぎ

舞台へ上がったら

どうやら私が最後だったようだ


村長は辺りを見回し

「揃ったようだな

 では、恒例の乙女を選ぶことにする

 毎年の事ではあるが


 一応、王宮からのご指示のもと

 説明をさせてもらう。


 選ばれた乙女は

 今年1年間の税が免除となる

 だが、もし災害などで

 神に許しを乞わねばならなくなったとき

 王宮の使者と共に、神のもとへ向かい

 神に捧げられる

 これはこの村に定められた

 昔からのしきたりだ

 選ばれた者も

 逃げたり、拒否したり出来ぬので

 心しておくように」


「分かってるよ村長!早く始めようぜ!

 乙女が決まらないと宴会が始められねえ!」

と普段は猟師をしている

大きな体に無精髭の男が叫んでいる

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