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森へ

二人のところへ戻った私に


「お疲れ様!

 ありがとう…これで妹にも…

 希望がもてたよ」


アル様が、嬉しそうに微笑んでいる


「ふぅ…だが

 その精霊の森と言うところに

 行かねばならないのだろう?

 いくら治せるかもしれなくても

 どのくらい日数がかかるのか…」


ジル様が難しい顔をしている


「確か…その森でしたら

 1日もかからない所にございます


 ただ…魔物も入れないという噂で

 精霊に許可されたもの…

 好かれているものは

 入ることができるらしいのですが

 奥まで進めた者はいないと聞いております」

 

神殿長が心配そうに教えてくれた


「とりあえず行くしかありません!

 時間が惜しいのなら進みましょう!」


私は二人を急かして出発した

ウジウジ考えるのは嫌いだから

動いていた方がきっといい


行く先々で森の位置を聞きながら

3時間ほどでたどり着いた


「森へ入る前に休憩にしませんか?

 時間は惜しいとは言え

 中でゆっくり休めるか分かりませんし」


アル様が言うとおり

森の中は真っ暗で何も分からない…

道のような物もなさそうだし

どのくらい広いのか…


「ちょうど森の前に

 休憩できそうな所がありますね

 携帯食しかありませんが

 休憩しましょう」


アル様が大きな木の下に布を広げ

3人で座れるようにしてくれた

ジル様は馬をつなぎ水をあげている


「すみません…

 お二人に何もかもやっていただいて」


「気にしないで?

 ここから何があるのか分からないし

 重要な所は君に頼るしか…

 これくらいはやらせて貰わないと!」


にっこり笑ってお茶を勧めてくれた

ジル様も来て3人で干した果物を食べた


「もう行こう

 どのくらい奥か分からない

 暗くなったら中で野宿になるぞ」


ジル様が馬の準備をしながらいうと

アル様は手早く片付け


「そうだね、行こう!」


「はい!」


私達は道のない森にゆっくりと

入っていった

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