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神殿に到着

「お待たせしました!」


ガシッ


ポン


と馬に乗せられてしまった…

まぁ足なんか上がりませんけど

筋肉痛で歩くのも大変ですし

スカートじゃないから

がに股になってしまってないかとか

色々気にしていたのだけど

それどころじゃないらしい…


「では、いこうか

 ジル彼女は力が入らないだろうから

 落とさないようにね」


「わかっている」


無表情でボソッとジル様が言うと

馬が動き出した


「休憩する時間は惜しいが

 無理をして落馬すれば

 さらに時間がかかるから

 辛くなったら言ってほしい」


「わかりました

 ありがとうございます」


(お二人とも優しい)

体は悲鳴を上げているけど

なんだか嬉しくなって

顔がにやけてしまった


途中何度か休憩をしつつ

日が暮れる前に

とうとう目的地の神殿に到着したのだった



「うわーなんだかすごい…」


澄んだ空気に

木々に囲まれた建物は

汚れのない白い壁で

とても大きな教会のようだった

建物の後ろが山の石壁にくっついてる?


「さあ、行きましょうか」


アル様が馬から私を下ろし

抱えたまま歩いていこうとする


「えっ、イヤ歩けますので!」


「遠慮はいらないよ?

 ほら、入り口階段の上だし

 その足じゃキツいでしょ?」


「う、うぅ…

 すみません…

 じゃあ上までお願いします…」


そんな会話をしていたら

神殿の中から2人の神父さん?がやってきた


「お待ちしておりました

 今準備をしておりますので

 とりあえずご休憩なさってください

 お嬢さんのお着替えもご用意しておりますので」


説明した神父さん?は神殿長さんだった

もう一人の若い男性は

馬を連れていって休ませてくれているようだ


あれよあれよと

私だけ別室に連れて行かれ

シスターたちに水浴びと着替えをさせられ

何だかお姫様みたいになった


髪は綺麗にとかされ

ハーフアップした髪に

飾りがついているようだ

(見えないけどシャランと音がする)

真っ白いワンピースは

丸い襟ぐりに飾りバラの花柄模様

プリンセスラインでとっても可愛い


「では、ついてきてください」


「はい」


私は言われるままついて行ったら

建物の奥に位置していると思われる扉の前で

二人が待っているのが見えた


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