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旅立ち

村の入り口に

美しい白馬と栗毛の馬に乗った

男2人が到着したのだった


あわてて村長が駆け寄ると


「お疲れさまでございます

 この度は、誠に…」


「堅苦しい挨拶はいい…

 それで?準備はできているのか?」


栗毛の馬に乗った男が答えた


「はい!今わたくしめの家で

 待機させておりますので

 いつでも出発可能になっております」


「では、お迎えに行きましょうか」


村長でさえも見惚れるような微笑みを浮かべ

白馬の男が村長の案内を促した


村長の家の応接間で

神父さんと雑談をしながら待っていた私は

入ってきた男達を見て驚いた


一人は金髪にブルーの瞳、まつげも長く

うっとりしそうな微笑み

まさしく王子様


もう一人は赤毛に金色の瞳

なんだか不機嫌そうでちょっと怖い…

でも顔は綺麗だけど冷たそうかな?


どちらもこんな田舎には

絶対いないイケメンさんだった


Σ(゜Д゜)ハッ


その後ろには

目がハートになってる村長の娘が居た

イケメン鑑賞してて気付かなかったよ…


とりあえず立ち上がって挨拶

と思ったら先に王子っぽい方の人が

話しかけてきた


「初めまして

 お嬢さんが豊穣の乙女に選ばれた方かな?」


「は、はい!」


「私はこの国の第2王子のアルフレッド

 こっちにいるのは

 護衛兼、側近のジルバート

 よろしくね」


「わ、わたしはアリアです

 こちらこそよろしくお願いいたします」


「急で申し訳ないんだけど

 すぐ出発させて貰うよ?

 時間が惜しいんだ…」


美しいお顔が曇ってしまって

いたたまれない


「すぐ行きましょう!」


そう言って席を立つと


「ありがとう…助かるよ」


イケメンの微笑みの破壊力は凄まじい

と思いながら

外にでて思い出した


「あのー…私馬に乗ったこと無くて…」


「そうですか

 それではジルと一緒に乗って下さい

 その方が私も助かります」


(助かる?一緒に乗りたくなかったのかな?)


「ああ、迷惑でとかじゃなくて

 私の想い人と勘違いされて

 君に迷惑がかかっちゃうといけないから」


「そうですよね

 王子様に変な噂が立ったら

 いけませんよね


 ジルバート様お手数おかけします」


そう言ってジルバート様に駆け寄ると


「ジルでいい…

 あいつも王子ではなくアルと呼んでくれ

 道中狙われてもやっかいだ」


「わかりました

 ジル様、アル様よろしくお願いいたします」


改めて挨拶し、皆に別れを告げて

馬に乗って旅立ちました

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