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詩集

迷宮/ラビリス:思考/マインド

作者: 東雲 明耶

セカイのこと なにも知らなかった頃は

思うままに進んでいたよね

広がる世界の広さを知って

進むことの難しさをを知った


未来の地図はまだ空白が多くて

だけど描けない道もある

選ぶ自由を手に入れて

ままならない現実を手に入れた


「しょうがないよね」なんて嫌な言葉

つぶやいたのは弱い自分

大人ぶって諦めて手放して背中を向けて

なのに、いつまでも忘れられない


そうして

いつの間にか地図も見失って


思考ラビリス 迷いを抜けて

ねぇ、先へと進みたいよ

捨ててきた想いの欠片 拾い集めたらきっと

迷宮を照らす光になるのに


迷宮マインド 壁を壊して

ねぇ、ここから抜け出そうよ

想いを諦めるんじゃなく 糧にできたらきっと

生きてくための光になる



狭いセカイで 独り生きていた頃は

なにも気にせず過ごしていたよね

人と関わることを知って

妥協していくことを知った


未来の地図は1人では創れなくて

だから選べない道もある

人との絆を手に入れて

断ち切れない鎖を手に入れた


「しょうがないね」なんて上辺の言葉

つぶやいたのは狡い自分

いい子ぶって誤魔化して嘘ついて見ないフリして

なのに、いつまでも割り切れない


そうして

気がついたら絆も見失って


思考ラビリス 迷いを抜けて

ねぇ、先へと進みたいよ

目をそむけた想いの欠片 向き合えたらきっと

迷宮の出口への標になるのに


迷宮マインド 壁を壊して

ねぇ、ここから抜け出そうよ

想いを誤魔化すんじゃなく 昇華できたらきっと

生きてくための標になる



きっと誰もが夢見てた

無限に広がる未来の地図を

ずいぶんと長い間

この迷宮をさ迷っていたけれど

顔を上げれば、ほら

きっとそこに迷宮の出口が――

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