第1回『星新一賞』 投稿(落選) 「アースチャイルド」
『アースチャイルド』 あべせつ
新緑の中にカレはいた。
柔らかくみずみずしい下草に寝そべると、心地よい春の風が頬をなでていく。頭上からキラキラとこぼれ落ちてくる金色の木漏れ日は、あたりに咲きほこる色とりどりの花々をきらめかせている。
陽射しはやさしく暖かく昼寝をするにはちょうどよい気候。
すぐそばを流れる小川のせせらぎの音色に、カレはとろとろと眠りに誘われていく。
サラサラ、サラサラ…
ソヨソヨ、ソヨソヨ…
ビーッ!ビーッ!ビーッ!
突然のけたたましい目覚ましの音にカレの眠気は吹き飛んだ。
目を開けるとホログラムで部屋中に投影されていた新緑の森は消え、いつもの灰色の殺風景な部屋の中が見えた。
抑揚のないコンピューターの合成音声が頭上から流れてきた。
『日光浴の時間は終了です。次は学習の時間です。今日は過去の悲惨な戦争についての歴史を学びます。
皆さん、モニター画面を見て下さい』
部屋の壁面いっぱいにはめこまれた大型スクリーンに、過去の愚かしい戦争の場面が次々と現れては消えていった。
物心がついた時から何十、何百回と見た映像である。この忌まわしい戦争のせいで、我が人類は今、絶滅の危機にある。
カレはモニターを見ながら、こうなったいきさつに思いを馳せていた。
・・・・・
遠い昔、21世紀と呼ばれていた時代、人類は増殖に増殖を重ね、地球の許容量をはるかに超えようとしていた。
科学の進歩と人命尊重の風潮が自然淘汰を許さなかったからである。
危機感をつのらせ、産児制限を訴える声もあったのであるが、各国ともに問題を先送りにし、具体的な対策を取らなかった。
いや、むしろ戦乱や貧困や宗教的理由などにより、対策を取ることができなかったのである。
人口の減少は国力を弱める。
特に新しい世代の出生率を低めれば民族としての血が絶え、生産性を失うことに繋がってしまう。
前がどれほどつかえていようが、後進をとだえさせるわけにはいかない。
産めよ、増やせよ、地に満てよ。
あふれかえる人間たちの居場所を確保するため、地球上のありとあらゆる土地を開発し、地上に地下にと可能な限りに伸ばし掘り下げビルを建てたが到底間に合わず、最後には山々を切り崩し湖や池はおろか海の80%までを埋め立てるという惨事になっていった。
先進国を名乗る国々は、科学を駆使して食糧の生産や、空気の浄化や海水から真水を作る技術をフル稼働させてなんとか人命を維持してきたが、自然を破壊しつくした報いで残り少なくなった海水や空気は、もはや人類全体を支えきれるほどの残存量を維持できなくなっていた。
あと何年もせず、人類は酸欠か渇水で絶滅することが目に見えてきた。
そうして人類は各国の命運をかけ戦争をするに至った。
第三次世界対戦である
終戦は人類の壊滅にて訪れた。
人口は激減し、地球上にわずかの人間だけが生き残った。
生存者たちは人類存亡の危機を乗り越えるために、世界中の科学者や有識者たちを集め、『地球連合』を組織した。
そこであらゆる議論が成された結果、新しい人類を作り出すこととなった。
人類が愚かしい戦争を起こすのは、いつの時代にも個人差があるからである。
それらを無くしてすべての人を『完全なる平等』にすれば、戦の種は無くなる。
つまりは人種や国籍や宗教、言語、思想、資産や職業の違いはもちろん、男女差や年齢差、体格や体力の差に至るまで、すべて平等にしてしまおう。
そうして徹底的な管理により人口の爆発も自然破壊も防げれば、この地球がある限り人類の歴史は存続し得るのだ。
人類が地球上の覇王としてのさばる時代はもう終わった。
かつての恐竜のようになるのは避けたい。
細々とでいい。種の保存だけを成し得ようではではないか。
そう結論付けた地球連合は大規模な改革をおこなった。
地球連合はまず生存者の中の若い世代の人たちから、卵子や精子を採取し、凍結保存した。
特に卵子は全て摘出し、自らの意思で自由に子供は持てないようにした。無秩序な人口爆発を二度とおこさないため、さらには「規格外」の人間を生み出さないためである。
そして徹底的なコンピューター管理のもと同一人種同士にならないようにと慎重に組合せが選ばれ、人口受精が施された。
その際には遺伝子操作を行い、成長を加速させるとともに、生まれながらに短命になるように仕組まれた。
その結果、わずか3年で成人となり、5年で天命を迎える『新人類』が産み出された。
地球連合はこの新人類たちからの卵子と精子の採取を繰り返し、長い時を経てようやく全人種の血を含んだ一人の『完全なる地球人』を作り上げた。
カレは「アダム01」と名付けられ、新しい時代の礎となった。
アダム01が完成した時、人類はますます人口減少の危機を迎えていた。
高齢者は順番に天寿を全うしていき、卵子を奪われた若い世代のものたちは繁殖能力を無くしていたからである。
さらには凍結保存されていた卵子も底をついていた。
そこで地球連合は『新しい人類』を作り出すために、アダム01からクローン人間を作り出すことにした。
同じ遺伝子からであれば、個体差のまったくない人類が出来上がる。
これこそがすべての人類の平等を目指してきた地球連合の最終目的であった。
アダム01の本体さえ永遠に保存できれば、『地球人』はいつでも作り出せる。
アダム01にはかつての「新人類」たちに施されていた寿命の操作は行われず、むしろその遺伝子は慎重に解析され、あらゆるリスクが慎重に取り除かれた。
そしてさらには個体差につながる性差も取り除かれた。
これからの人類はクローンで生み出され、徹底的な管理システムのもとで平和に安全に未来永劫、遺伝子を繋いでいく。自然受胎をしない以上、性別は必要ないと判断されたのである。
こうしてアダムは完全なる無性の健康体と不老長寿を約束された。
アダムはコクーンに入れられ、大切に育てられることとなった。
しかし、この時点でひとつの問題が発生していた。
地球連合の科学者たちの高齢化である。
全人類を種の生産者としてのみ育て、次世代の科学者を育てなかったため、現存のものたちが死滅すれば後の管理者が不在となるのである。
科学の継承者がいなければ、アダム計画は頓挫し、たちまち人類は滅亡してしまう。
これまでの血のにじむような努力と膨大な時間が水泡に帰してしまうのだ。
そこでその問題を解決するため、新たな管理者となる人工知能『神』と、そして大いなる母『コクーン』が開発されていた。
『神』はいわいるスーパーコンピューターで人類の誕生と死をつかさどるとともに、その生命活動に関するあらゆる管理と業務を未来永劫行うのが、その使命である。
そのためには『神』は、原子力や太陽光発電などといったかつての大規模な施設や設備で常に人間の管理を必要とする人造エネルギーで動くものであってはならない。
そこで用いられたのが第三次永久機関「オリハルコン」であった。
第三次世界大戦の際、埋め立てられ残りわずかとなっていた大西洋上に大型爆弾が誤爆された。
その絶大なる破壊力は海水を干上がらせ、いまだ人類が目にしたことのない深海の海底を白日のもとにさらけ出すこととなった。
そこにあったのは太古の文明。
神の怒りに触れて沈んだとされるアトランティスの姿であった。
終戦後、『地球連合』はこのアトランティスにその本拠地を置いた。
なぜなら、ここには太古の時を経てまだなお維持されていたエネルギーが存在していたからである。
それが「オリハルコン」であった。
オリハルコンの形状は透明な銅の塊のようで、その内部からは常に光があふれでている。
このオリハルコン一抱えで、原子力発電所の何基分にも値するエネルギーがまかなえた。
どうやら地球に降り注ぐ宇宙線を取り込み、絶え間なくクリーンエネルギーに変換しているらしい。
アトランティスには、このオリハルコンが膨大な量をして備蓄されていた。
おそらくは地球のマグマが冷え切るまで、このエネルギーは保たれるのであろう。
地球連合は、このオリハルコン自体を用いて、『神』と『コクーン』を作り出した。
『神』は永遠の命を与えられたのである。
一方、コクーンはいわば等身大の透明な殻の玉子である。中は羊水のような液体で満たされており、常に一定の温度と衛生が保たれ、人体が外気に触れることはない。
アダム01から作り出されたクローンたちは、卵子の段階から個々にこのコクーンに入れられ、死ぬまでの間の一生をこの中で過ごす。
へその緒のような管が体とコクーンを繋いでおり、コクーンの玉子の先端部分は部屋の天井部へと何本もの管を伸ばし神へとつながっている。
この管は神から送り出される栄養や酸素を運び入れ、排泄物を送り出す。
そうして心身の健康状態などすべてのデータが神へと送られ、わずかな不具合も見逃さず、適切に処置されていった。
人間の生命活動はすべて五感を通じて認識されていく。
コクーンの中でそれらを感知しえないカレらは、視覚以外の五感、味覚や聴覚、触覚、嗅覚はすべて羊水を通じた電気信号として脳に直接刺激を与えられることで体感をしていた。
先ほどの新緑の体験も、視覚はホログラムで、そして心地よい春の風も、やわらかな新芽の感触も、甘い花々の香りも、あたたかな陽射しも、すべてを羊水がリアルに体感させていた。
こうした疑似体験によって、彼らの閉鎖空間にいるストレスは解消されていった。
彼らは完全に隔離され、紫外線や病原体やウイルスなどといった外界からのあらゆる影響を受けないようにすることで、自然の驚異から完全に守られていた。
さらにはまた地球も彼らから守られていたが。
・・・・
忌まわしい戦争の映像が終わると部屋の明かりが点き、またもやコンピューターの人口音声がして、わたしの想念は中断された。
『歴史の勉強の時間は終了です。次はコミュニケーションの時間です。
お友達とお話しをしましょう。』
目の前に突然、別のコクーンが現れた。ホログラム映像だ。
アダム1011の姿が羊水の中に見える。彼と会うのは久しぶりだ。
コミュニケーションの相手は神によってアトランダムに選ばれる。
彼に会いたいと思っても、それは時の運だ。とは言え、個性をあえて排除されているのだ。誰と会っても同じような顔、同じような思考性しか持っていないのではあるが。
『やあ、アダム1025。元気かい?』
アダム1011がまず語りかけてきた。
『ああ相変わらずさ。君はどうだい?』
それには答えず、1011は怪訝な顔でわたしを見て言った。
『何か君、変わったな?』
わたしは内心ドキリとしたが、素知らぬ風をよそおって言った。
『みんな同じプログラムで管理されているんだ。わたしだけどう変われるって言うんだい?』
1011は納得したようで、深くは追及して来ず話題を変えた。
『最近、自由時間には何をしているんだい?』
『そうだな。運動かな』
『運動?またなんだってそんな原始的なことを?疲れるだけじゃないか。
他に誰もそんな選択はしないよ。
君は本当に変わっているな』
1011はあきれたような顔をしてそう言うと自慢げにこう続けた。
『わたしは今、芸術をしているんだよ』
『芸術?』
『そう、かつての文化に絵画というのがあったそうなんだが、わたしはそれを頭の中で描いてホログラムに投影させるというのをやっているんだよ』
『どういうことだい?』
『やって見せてあげるよ』
1011はそう言うと目を閉じた。
すると部屋中に花々が咲き乱れる新緑の森の中が映し出された。
先ほどの日光浴の時に見たホログラムに似ている。
『どう?すてきでしょう?
こうすれば日光浴の時間を待たなくてもいつでも森に行けるんだよ』
1011はうれしそうに、そう言った。
『このコクーンから出れば本当の森に行けるんだよ』わたしが真剣な顔でそう言うと
『しっ!』
1011はあわててその声を制した。
そして恐ろしそうに辺りを伺うと声をひそめて言った。
『1025。なんてことを言うんだ。
神に聞かれたら危険分子として排除されてしまうぞ。』そしてこう続けた。
『わたしたちは一生外になんて出られない。365日24時間、コクーンに監視され言われた通りにやるだけだ。
そうしていれば健康で何の悩みもない平和な毎日が暮らせる。
仮にコクーンの外に出てみろ。
免疫も筋力もない我々は歩くことすらできず、栄養も取れずたちまち病気になって死んでしまうだけだ。
万が一、生きられたとしても、雑菌に汚染されたとして、ここにはもう二度と戻れない。仲間のいない孤独と一生戦うことになるんだぞ。』
1011の言うことは本当だ。
それはよくわかっている。
自分もずっとそう思っていた。
あの日を迎えるまでは。
何か言おうとする1011のホログラムが掻き消え、コクーンの指示が始まった。
『コミュニケーションの時間は終了です。これからは2時間の自由時間です。今日は何をしますか?』
『運動を』とわたしはリクエストした。
自由時間には何をしてもよいことになっていた。運動を希望したのは、わたしにはある計画があったからである。
・・・・・
数年前のあの日、大きな地震があった。コクーンはおろか、わたしのいる部屋が壊れるかと思うばかりの揺れであった。
しばらくして揺れが収まると、異常の有無を問う声がコクーンから流れた。
わたしは身体は無事ではあったが、部屋の壁に据え付けられたモニターに亀裂が入っていることに気づいた。
そこでわたしはコクーンにそのことを告げた。
すると、なんとしたことか!
壁面が突然開き、そこから修理ロボットが現れたのだ。
わたしはその時まで部屋の外と行き来できるとはまったく考えもしていなかったのである。
壁面に開いた穴は「ドア」と呼ばれるもので、外界に通じているらしい。
その日からわたしはドアの外へ出てみたいという欲望が抑えきれなくなっていたのである。
他の連中なら、そんな考えは思いつきもしなかったであろう。
しかし1011も言っていたように、わたしは「変わり者」であった。
連中の持たない「個性」を生まれながらに持っていた。
なぜなら連中とは異なる体の構造をしていたからだ。
幼い内から「コミュニケーション」で出会う彼らのうち、誰ひとりとして自分にあるような「突起」はついていなかった。
言うなれば自分だけが突然変異をおこしているらしい。
その特異体質がなぜ異常分子として神に排除されなかったのかはわからない。
だがこの体の特異性が思考の特異性をも生んでいるのは間違いなかった。
個性を持つことは非常に危険だ。
近い将来、異常分子としてコクーンから切り離され遺棄されてしまうに違いなかった。
そこでわたしはコクーン無しでも生きられるようにと、自分を鍛錬していった。運動は、そのための手段であった。
通常の運動とはコクーンの中で羊水に浮いたまま手足を曲げたり伸ばしたり、くるくる回ったりするだけの単純なものだ。それでも他の連中は疲れるといやがっていた。
運動中は脈拍や酸素摂取量などに異常な数値が出ても、運動後のデータが安定していれば、それほど問題視はされない。
わたしはその空白の時間をねらいコクーンから出て、外気を吸って肺呼吸をし、足腰を鍛えて歩く訓練をしてきたのである。
1011はするどい。運動により筋力が増え一回り大きくなったわたしに違和感を覚えたのであろう。
まあいい。
わたしはもうすぐ、ここを出る。
決行は明日だ。
・・・・・
翌日の運動の時間、わたしはいよいよコクーンから出て、自分を繋ぐ管を切り離した。
ドアを開け放つとそこは巨大な蜂の巣のように無数の部屋の並ぶ暗い廊下であった。
この何千というドアひとつひとつの向うに、コクーンに閉じ込められたわたしの兄弟たちがいるのだ。
ある種の感慨が過ぎると、わたしは出口に向かって走り出した。
・・・・・・
夕闇の中、1025は森の中にいた。
素裸の体に外気は冷たく、土の固さに足からは血が出て、空腹は胃を突き刺した。
しかしカレは体の奥底から力がみなぎり、喜びがあふれ出てくるのを全身で感じていた。
『生きている。』
生まれて初めて、そう思った。
立ち止まり、ほんものの新緑の大気を胸いっぱいに深呼吸した。
その時、カレの目の前に何者かが立ちはだかった。
それは驚くべきことに人間で、カレよりも小さく、髪が長く、そして顔がまったくカレとは似ていなかった。
カレは自分の目を疑った。
なぜ、ここに人間が?
しかもコクーンに入っていないではないか!
その小さな人間はカレの傷口を指さし、自分に付いてくるようにと手招きをした。
危害を加えるつもりはないらしい。
カレはおとなしく付いていくことにした。
その小さな人間は森の奥の洞窟にカレを連れて行った。洞窟は地下へと繋がり、そこには小さな集落があった。
集落の中央にあたる広場で、たき火を囲んで十数名の人々がいた。
全員、体格も体型も、年齢も肌の色や髪の色、目の色すらが異なる人間たちであった。
彼らはカレを歓迎し、迎え入れた。
・・・・・
終戦後、アダム計画が採択されたとき、反対意見を唱える科学者が一人だけいた。
生物学者のイリス博士である。
彼女は生物の多様性を失くしたときの弊害を必死に訴えたが、その声は無視され彼女は危険分子としてアトランティスを追放された。
そこで彼女は地球連合の目を盗み、当時すでに懐妊していた若い夫婦たちを数十組、森の中へと共に連れ出し、そこで新天地を築かせたのである。
それから長き年月が経ち、長であるイリスを亡くした後も、彼らは森の恵みを受けて細々とではあるが繁殖し逞しく生き抜いていた。
アダム1025が出会ったのは、こうしたオリジンたちであった。
・・・・・
イリスは最後の賭けに出た。
明日にはわたしはアトランティスを追われるだろう。今夜中に『神』のデータを書き換えねばならない。
彼女は命がけで、その使命をやり遂げた。
わたしが連れ出す若い夫婦たちは、せいぜい数十人。
うまく命を繋いだとしても、近親婚を繰り返し将来的な血の濃さはまぬがれない。
このオリジンたちに外部からの新しい血を交えることで、そのリスクを回避させねばならない。
そしてまた、アダム計画には致命的な欠陥がある。
全員が同一の遺伝子であるということは、何らかの病気や異変が発生したとき、生存率が著しく低くなる。
いやむしろ全滅の危険性すらあるのである。
そこでわたしは生命の神秘の力に賭けたのである。
これから先、何千何万と繰り返されるクローンたちの中から、必ずや突然変異種のものが現れるはずだ。
オリジンたちと同じ原始の力を持つ個体が。
その時、その個体を異物として排除せず、見守り大切に育てるようにと、彼女は『神』のデータを書き換えたのだった。
・・・・・
新緑の中にカレはいた。
柔らかくみずみずしい下草に寝そべると、心地よい春の風が頬をなでていく。
頭上からキラキラとこぼれ落ちてくる木漏れ日は、あたりに咲きほこる色とりどりの花々をきらめかせている。
その花をひとつ手折り、カレの髪に飾る優しい手。
『すてきよ。アダム』
『ありがとう。イブ』
完