いざ学校へ!
今回は少しだけ長くなりましたが読んでいただけたら幸いです
暗い部屋のなか、パソコンの光が辺りを照らしている。
東矢「また徹夜しちまった……眠い……学校………」
制服に着替え、ある程度の準備を済ませたあとキッチンへと向かい朝食を作り、コーヒーZを飲みながら新聞を読む。
東矢「またこの記事か…」
新聞には[ギルド七大罪の秘密!メンバーの中には七大罪以外のギルドに入っているひともいるらしい!?]
東矢「まー、そうだろーな」
[ワールドラインのゲームシステムの中にギルドがある。
ギルドとは一言でいってしまえば組織。そして、組織のリーダーのことをギルドマスターと言う。]
自分がマスターとなり設立できるのが一つ、他のギルドに一つだけ入ることができる。計二つギルドに入る手段がある。
だから他のところではギルドマスターの人も違うギルドではメンバーとして入っていたりもする。
東矢「実際うちのメンバーに四人いるからなギルマス(ギルドマスター)」
朝食を食べ終わり消し忘れていたパソコンの電源を落とす。
ピーンポーン
東矢「こんな朝早く誰だよ…まさか新聞勧誘か……無視するか」
ピーンポーン
ピーンポーン
ピーンポーン
東矢「どんだけしつこいんだよ!てか、学校行く時間だし…しょうがねー」
鞄を持ちドアを開ける。そこには新聞勧誘のおっさんではなく同じ制服を着た美少女がいた。
?「おはようございます東矢くん」
東矢「お、おはようございます………どちら様?」
沙織「あ!ごめんなさい、私の名前は青山 沙織。貴方の通う月山高校の生徒会長をやっているものよ!」
東矢「で、その生徒会長さんがなぜ俺の家のインターホンを押してるのかな?」
沙織「理事長先生に貴方を学校につれてきてくれって頼まれちゃって」
(俺って信用ないんだなぁー………ハハハ……はぁ)
沙織「じゃあ東矢くん行こっか」
10分後
東矢(気まずい!しゃべる話題がねーよ!どうすりゃいいんだ!無言で歩き続けるのもなー)
そんな気まずい空気を破ったのは沙織だった 。
沙織「東矢くんってほんとにいたんだね♪」
東矢「へ?どおゆうこと?」
沙織「だって私一年の時に東矢くんと同じクラスだったのに一回も学校に来なくて。クラスでは怪談みたいになってたんだよ!」
東矢「へぇーそうなんだ」
沙織「そういえば一年生の時の勉強とか分かるかな?分からなかったらいつでも教えてあげるから気軽に話しかけてね♪同じクラスだし!」
そんなことを話しているうちに学校の校門へとたどり着く。
周りでは俺のことを転校生だの、なぜ生徒会長と二人で登校してきた!?などの話し声が聞こえる。
東矢「俺、先いってるわ」
沙織「東矢くん!」
その場の空気に耐えきれず俺は逃げるようにして学校へと入っていった。
クラスの場所は事前に理事長からのメールで知っていたので探すことなく目的の場所へとつくことができた。
東矢「とうとう来ちまったな…学校」
俺の席は窓際の一番後ろの席だった。
やることもないのでスマホでワールドラインをやることにする。
《ワールドライン》
魔王「誰かいますかー?」
ギルドチャットで呼び掛けてみると。
強欲「ハイハーイ(^-^)/魔王さんおはようございまーすさっきぶりですね☆」
色欲「オイッスー!イルヨーン」
怠惰「お帰り帰りー次何やるやるー?」
憤怒「なんだその喋り方!?また自分ブームか!?」
怠惰「そうだよだよー」
傲慢「ヤッパリここはいつでも賑やかですね!」
暴食「デスよね~」
嫉妬「皆そろっちゃったね♪」
きずいたときにはギルドメンバー全員集合していた、と言うよりギルド七大罪はどんな時間でも二人は必ずいるようなガチでゲームをしている人たちの集まりなのだ。
魔王「皆さんに報告したいことがあって顔出したんですけど。少し長い間、朝から昼過ぎくらいまで用事が入っちゃってこっちに顔出しが半分くらいになるかもしれまぜんがよろしくです。」
強欲「マジっすか!?」
色欲「頑張でーす」
怠惰「頑張ればれー」
憤怒「早く用事すませて戻ってこいよ!」
傲慢「頑張ってくださいね」
暴食「了解した」
嫉妬「頑張ってね♪」
魔王「皆さんありがとうございます!じゃあ行ってきます!」
俺はゲームをログアウトしスマホをしまう。
ちょうどそのとき隣の席から視線を感じたので
ふと横を向くそこには……
沙織「またあっちゃったね!」
東矢「え……なぜここにいるんだ?それも隣の席…」
沙織「朝、言ったでしょ同じクラスだって!」
東矢「そう言えばそんなこと言ってた気が……」
沙織「まー理事長先生に面倒見てやってくれって頼まれたからなんだけどね♪」
教室のドアが開き女の先生が入ってきた。
先生「そろそろ席つけホームルームやるぞ」
ホームルームが終わった後、体育館に集められ校長の長い話を聞いたあと教室に戻り残りの時間で自己紹介が始まる。
俺は最後なので窓の外をポケーっと眺める、するといつの間にか隣の席の沙織の番になっていた。
沙織「私の名前は青山 沙織です!皆知ってるかもだけど生徒会長やってます!これから一年間、仲良くしてくださいね!」
まわりでは可愛い!同じクラスでよかったー!あれこそ美少女だ!などの声が聞こえる。
まじまじと見てみると確かに美少女だと誰でも思う顔立ちをしている。
自分の番になる。
東矢「僕の名前は天神 東矢って言います、よろしくお願いします」
周りが一気に騒がしくなる、沙織の言ったことは本当らしい。俺が幽霊とかそういう類いだとか、そんな話ばかりが聞こえてくる。
先生「おいおい静かにしろー。今日は自己紹介も終わったし解散!また明日なぁー」
クラスでは友達と帰るやつ、誰かと待ち合わせをするやつ。
俺は理事長に挨拶だけ済ませ帰ることにする。
東矢「しつれーします理事長」
ドアを開けなかに入るとそこには沙織と理事長がいた。
理事長「おおー!来たか東矢くん、もう知っているだろうがこの子は青山沙織といって私の娘だ!沙織には君の面倒を見てくれるよういったから仲良くするんだぞ」
東矢「娘!?」
沙織「これからよろしくね東矢くん」
こうして俺の学校一日目が終了したのだった。
読んでいただきありがとうございました!
初心者なので変なところや間違っているとこがありましたら教えでいただけると嬉しいです。いいところなどの感想ももらえましたらとても嬉しいです。