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喫茶『Amulet』の日常  作者: 桐沢 綾
第二章
18/50

2-9 二つを繋ぐには

長居するのも悪いと、今さらだが思った僕は雅さんの店を出た。


楓ちゃんにはなるべく早くお守りを渡したかったが、さすがに校内に入るわけにもいかないので、自分の店に戻ってきた。


時刻は正午を回ったあたりだ。


下校時間まで待つか……。


昨日楓ちゃんが帰ってきた時間から考えて、二時半に店を出れば問題ないだろう。


その間に僕はノートパソコンを店のカウンターで開き、気になっていたことを調べる。


女性連続殺人のこと、そして、聞いたことはないが女性ばかり襲う妖怪。


この二つを繋ぐ線が見つかれば、解決の糸口が見えるかもしれない。


コーヒーを飲みながらネットで該当しそうなものを調べてゆく。


やはり女性のみを襲うという話は出てこない。


それなら人間の仕業だろうか……。


では遺体の一部が見つからないという点ではどうか。


「んー……それならやっぱり人身御供とかかなあ……」


遺体の一部が見つからない、ということは、彼女らの遺体の一部は持ち去られたりしているわけで、やはり生贄に近いものを感じる。


というか、そうじゃなかったら持ち去る理由がわからない。


……カニバリズムとか?


食人行為か……でもそれなら妖怪で考えるほうが辻褄が合うし……。


人間と考えるなら、女性のみを狙うという点で。


妖怪と考えるなら、遺体の一部が無いという点で。


「どっちで考えても合致する点はあるんだよね……」


時計に目をやると、調べ始めてからまだ10分も経っていない。


「二時半までには帰ってこれるかな」


思い立った僕は、マンドレークを詰めた袋(これは自分用)とお酒の入った小瓶を持って、事件現場に向かうことにした。




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